フランスでKura Master 2022が今年も開催されました。今年新設された古酒部門にて古昔の美酒の「2000 朝日川」、「2010 龍力」が金賞を受賞いたしました。
世界で認められている日本酒の「熟成古酒」
世界の主要なワインコンクールである「IWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)」では2007 年に「SAKE 部門」が創設された際に、「純米酒の部」などの酒質と肩を並べ「古酒の部」も設立されました。
近年、さらに注目されており、「フェミナリーズ世界ワインコンクール」では、2021 年から日本酒の「熟成酒部門」が新設され、そして今年「Kura Master」でも「古酒部門」が追加新設されました。
フランスをはじめとしたヨーロッパには昔から現代に至るまで熟成技術に対して高い価値付けをする文化やマーケットがありましたが、日本酒や焼酎など日本産酒類に対しても良質で価値の高い熟成酒を探し求める動きが活性化してきた証といえます。
今年の「Kura Master」では「純米酒部門」「古酒部門」などの5部門に1110点が出品されました。「古酒部門」に出品した『古昔の美酒』の「2000 朝日川」「2010 龍力」は、上位33%が受賞するプラチナ賞と金賞のうちの“金賞”を受賞しました。
今回の受賞により、「2010 龍力」は「フェミリナーズ世界ワインコンクール2021」や「IWC 2022」に続き、3度目の受賞となります。