目次
いよいよ開幕が迫る「舞い踊る郷の響き〜ふるさとNeo Japonism〜」。 今回は、公演を目前に控えたメインボーカルである坂元健児氏、池野千夏氏、そして石坂光氏にインタビューを敢行! 舞台の見どころ、注目シーン、そして熱い想いを語っていただきました。
観劇前にぜひチェックしておきたい、キャストが選ぶ“感動のポイントTOP3”をお届けします。
公演HPは〈こちら〉
1. 安来節の歌と踊りに挑む(池野千夏)
今回の作品で安来節のシーンを担当するのは、ボーカルの池野千夏氏。明るくリズミカルな曲調で知られる安来節を、歌だけでなく踊りでも魅せるという新たな挑戦に挑んでいます。
「ボーカルですが、踊りにも挑戦しておりますので、そちらにもぜひご注目ください」と語る。普段は歌に専念している彼女が、ダンスにも積極的に参加している点は見逃せません。
安来節は、元々は民衆の間で歌われていたもの起源とされている。北前船の寄港地でも知られていた安来港では佐渡おけさをはじめ、諸国の民謡が混じりながら今の形になったと考えられている。各地の三味線や太鼓の伴奏に合わせたリズミカルな旋律が特徴です。また、「どじょうすくい踊り」としても知られ、滑稽な踊りとともに楽しまれています。
本公演では、安来節の伝統的な節に加え、銭太鼓(ぜにだいこ)を取り入れたパフォーマンスが披露されます。銭太鼓とは、日本各地で見られる銭(硬貨)が触れ合う音を利用した楽器です。安来節のパフォーマンスとは切っても切れない関係にあり、華やかさを加えます。舞台上では、ダンサーとボーカルが巧みに銭太鼓を操り、音楽と動きが一体となるダイナミックなステージを展開します。
2. 「五木の子守唄」に込められた静かな力(石坂光)
「ボーカルの石坂光です」と柔らかく語り始めた彼女が担当するのは、熊本県の五木村に伝わる「五木の子守唄」。静かで哀愁に満ちた旋律が印象的なこの楽曲には、かつて奉公に出された少女たちの想いが込められています。
「歌詞が昔の言葉なので、意味を知っていただいてから見ていただけると、より楽しめるかなと思います」と石坂氏。確かに、子守唄として口ずさまれたこの歌には、言葉の奥にある当時の暮らしや社会背景が色濃く反映されています。幼い子供をあやしながらも、過酷な生活への不安や望郷の念を感じさせるこの曲は、聴く人の心にそっと寄り添ってくれるような深い余韻を残します。
その歌詞のひとつひとつを大切に届ける石坂氏の歌声にも、ぜひ注目してみてください。

3. 立ち回りも踊りも!坂元健児が語る見どころとは
ミュージカル界の実力派・坂元健児氏も、開幕を目前に控え熱いコメントを寄せてくれました。
「演出・脚本の謝珠栄先生によるこの作品は、日本の民謡がふんだんに取り込まれていて、皆さんが聞いたことのある曲ばかり。それがどんなふうに変化するか、まさに“謝珠栄マジック”です」
坂元氏が語るように、この作品では民謡の持つ親しみやすさと、現代的な演出・音楽の融合が最大の見どころです。「立ち回り、あとダンスもたくさんありますよ」との言葉の通り、体全体を使って見せる芝居とパフォーマンスが舞台に迫力をもたらします。
ショーの内容は、淡路島の偉人、高田屋嘉兵衛が船に乗って瀬戸内を渡り、関門海峡、日本海へと北上しながら、各地の歌を巡る旅を描いています。歌い、踊り、演じる——すべてをこなす坂元さんの存在感は、この作品の屋台骨といえるでしょう。

いよいよ開幕!キャストの熱い想いを劇場で
キャストたちの声から浮かび上がるのは、それぞれが役に込める真摯な思いと、作品への深い愛情です。
裏話を知ることで、舞台はより豊かに感じられます。感動のポイントを押さえて、ぜひ劇場で新たな“郷の響き”を体感してください!
舞い踊る郷の響き~ふるさとNeo Japonism(ネオ・ジャポニズム)~
淡路島出身の廻船商人“高田屋嘉兵衛”の旅路を、音楽と舞で辿ります。大分県の「荒城の月」、熊本県の「田原坂」、島根県の「安来節」など日本各地の民謡を、ラテン、ジャズなど現代風にアレンジ。まるで万博のように、日本の伝統の音楽が一堂に集結!日本の魅力を再発見するレビューショーをお楽しみください。
【出演】
坂元健児
石坂光/ 池野千夏 / 音月さつき
金森なつみ/山根千緒里 /原萌々花
長岡美地留/ 中川ひかる/吉田梨乃
田野清香/榮なつき
【演奏】
上田秀一郎・五十嵐広大(太鼓)
喜連麻衣(ヴァイオリン)
佐藤碧美(フルート)
【スタッフ】
脚本・演出・振付 謝珠栄
音楽:韓子揚、小澤時史
舞台美術:中辻一平
照明プラン:竹内哲郎(株式会社ハートス)
音響プラン:本村実
衣装:根木伸介(衣装屋オテンテン)
太鼓作調:上田秀一郎
【日程】
各回14時00分 開演(13時30分 開場)
※約60分予定

チケットご予約・ご購入
一般 4,000円
小中高 2,000円



icanca会員の方、各種クーポンをお持ちの方は以下よりご予約ください。


青海波 お得なランチセット
■和食・青の舎
公演(通常4,000円)+青の舎御膳(6,500円)
⇒セットプラン 9,500円
※食事代・公演チケット代を含む
ご予約は<こちら>
青の舎の予約サイトTable Checkにジャンプします

■古酒の舎
1日10食限定コラボメニュー!期間中しか味わえないプレミアム体験 古酒の舎さわちランチ
「舞い踊る郷の響き」公演期間中のみ提供されるこの特別ランチは、1日10食限定の貴重なメニュー。各地の民謡を楽しむショーとともに、ここでしか味わえない特別な掛け合わせ料理を、楽しむことができます。
食と舞台が一体となるこの企画は、日本の伝統文化をより深く体感できる試みでもあります。郷土料理の歴史や背景を知ることで、ただの食事ではなく、その地域の文化や物語を味わうきっかけになれば幸いです。
舞い踊る郷の響き〜ふるさとNeo Japonism(ネオ・ジャポニズム)〜
コラボメニュー 古酒の舎さわちランチ
・真鯛のりゅうきゅう (淡路島×大分郷土料理)
・明石たこのぶたあえ (兵庫×熊本郷土料理)
・さぬきのめざめの焼き浸し (香川)
・かつおの塩たたき (高知)
・赤てん (島根)
・塩丸いかと伏見甘長とうがらしの和え物(長野×京都)
・笹団子 (新潟)
・べったら漬け (東京)
ご飯・スープ付き
提供期間:2025年3月22日~2025年5月6日
価格:2,000円(税込)
提供場所:古酒の舎(青海波施設内)
ご予約は<こちら>

会場・アクセス
青海波 劇場 波乗亭(なみのりてい)
〒656-1723 兵庫県淡路市野島大川70
TEL:0799-70-9020


[お車]神戸淡路鳴門自動車道 淡路ICより約10分、北淡ICより約15分
【ご注意】駐車場が込み合う可能性がございます。お時間には十分余裕を持ってお越しくださいませ。臨時駐車場については<こちら>
[高速バス]神姫バス・北淡路西海岸ライン「野島大川(青海波前)」にて下車、徒歩3分
(各線三ノ宮駅より約55分、JR舞子駅より約25分)
[高速船]各線明石駅から淡路ジェノバライン乗船、岩屋港のりばよりシャトルバスで約20分
