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3月22日より待望の和物ショー「舞い踊る郷の響き~ふるさと Neo Japonisum(ネオ・ジャポニズム)~」が開幕します。全国の民謡が展覧会のように次々と現れる劇場波乗亭のオリジナルショー。今回はお稽古の現場からレポート第一弾をお送りします。
帆を上げろ!海を搔き分け前に進む~金毘羅船々~
実質的なオープニングナンバーを担うこの曲は、ダンサーが次々と現れ、華やかな印象を与えます。船を漕ぐ際に使うオールを使った振付は力強くも美しく、見る人をワクワクさせてくれます。
「金毘羅船々(こんぴらふねふね)」は、香川県・琴平町に伝わる民謡で、金毘羅参りの中で唄われた道中唄とされている。歌詞に出てくる「金毘羅」は、海上安全の守護神として信仰された金刀比羅宮(ことひらぐう)を指し、古くから多くの船乗りや商人が参拝に訪れました。
高田屋嘉兵衛の足跡を辿る本作品ですが、神社への785段の石段を登り、金毘羅参りをする人々の姿、そして海での生活が想像でき、一気に今回の旅路の世界観に引き込まれるナンバーです。
幕末、悲劇の恋物語~よさこい高知~
高知土産として定番の「かんざし」はご存じでしょうか?マドレーヌ生地をホイルで包んで焼き上げたこのお菓子は「土佐銘菓かんざし」と命名されました。
ではなぜ高知でかんざしなのでしょうか?その理由には幕末にとある僧と若い娘のほろにがい恋物語がありました。
時は安政元年(1854年)ごろ、竹林寺で修行していた慶全という僧は、寺に出入りしていたお馬という娘に恋をしてしまいます。二人は次第に恋仲になりますが、次第にお馬は若い慶全より年上の住職、純真に惹かれていきます。
なんとかしてお馬の気を引きたい慶全ははりま橋の近くでかんざしを買います。しかし、当時、僧侶の妻帯は禁じられています。その僧侶が恋人にかんざしを買うことは考えられないことでした。噂はたちまち広がり、純信の元まで届きます。純信は慶全を追放し、お馬との逢瀬を重ねました。
しかし恨みをもった慶全は「かんざしを買ったのは純信だ」と触れ回ります。このことが土佐藩に知れ、取り調べを受けた末、お馬との関係が知られてしまいます。
逢えない関係となってしまった二人は、意を決して駆け落ちします。しかし関所破りの罪で二人は捉えられ、その後の生涯で逢うことはありませんでした。
この一連の出来事を歌ったのが、よさこい節でも知られている
”土佐の高知の はりまや橋で 坊さんかんざし買うを見た よさこい よさこい”
という歌詞の由来となりました。
今回の振り付けでは純信を坂元健児さんが、お馬を山根千緒里さんが表現します。引き裂かれた男女の儚くも美しい演出をお楽しみください。
舞い踊る郷の響き~ふるさとNeo Japoniesm(ネオ・ジャポニズム)~
淡路島出身の廻船商人“高田屋嘉兵衛”の旅路を、音楽と舞で辿ります。大分県の「荒城の月」、熊本県の「田原坂」、島根県の「安来節」など日本各地の民謡を、ラテン、ジャズなど現代風にアレンジ。まるで万博のように、日本の伝統の音楽が一堂に集結!日本の魅力を再発見するレビューショーをお楽しみください。
【出演】
坂元健児
石坂光/ 池野千夏 / 音月さつき
金森なつみ/山根千緒里 /原萌々花
長岡美地留/ 中川ひかる/吉田梨乃
田野清香/榮なつき
【演奏】
上田秀一郎・五十嵐広大(太鼓)
喜連麻衣(ヴァイオリン)
佐藤碧美(フルート)
【スタッフ】
脚本・演出・振付 謝珠栄
音楽:韓子揚、小澤時史
舞台美術:中辻一平
照明プラン:竹内哲郎(株式会社ハートス)
音響プラン:本村実
衣装:根木伸介(衣装屋オテンテン)
太鼓作調:上田秀一郎
【日程】
各回14時00分 開演(13時30分 開場)
※約60分予定

チケットご予約・ご購入
一般 4,000円
小中高 2,000円



icanca会員の方、各種クーポンをお持ちの方は以下よりご予約ください。


青海波 お得なランチセット
■和食・青の舎
公演(通常4,000円)+青の舎御膳(6,500円)
⇒セットプラン 9,500円
※食事代・公演チケット代を含む
ご予約は<こちら>
青の舎の予約サイトTable Checkにジャンプします

会場・アクセス
青海波 劇場 波乗亭(なみのりてい)
〒656-1723 兵庫県淡路市野島大川70
TEL:0799-70-9020


[お車]神戸淡路鳴門自動車道 淡路ICより約10分、北淡ICより約15分
【ご注意】駐車場が込み合う可能性がございます。お時間には十分余裕を持ってお越しくださいませ。臨時駐車場については<こちら>
[高速バス]神姫バス・北淡路西海岸ライン「野島大川(青海波前)」にて下車、徒歩3分
(各線三ノ宮駅より約55分、JR舞子駅より約25分)
[高速船]各線明石駅から淡路ジェノバライン乗船、岩屋港のりばよりシャトルバスで約20分
