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波乗亭
2025.02.13

【淡路島】「舞い踊る郷の響き」完全ガイド!初心者必見の楽しみ方

目次

3月22日より待望の和物ショー「舞い踊る郷の響き~ふるさと Neo Japonisum(ネオ・ジャポニズム)~」が開幕します。宝塚歌劇団、劇団四季、東宝ミュージカル等で演出・振付家として活躍し、読売演劇大賞最優秀スタッフ賞、松尾芸能賞優秀賞など、数々の賞を受賞されている謝珠栄氏が手掛ける波乗亭オリジナルショーとなっております。元劇団四季の坂元健児氏をはじめ、実力派のボーカルとダンサーが揃う作品となっております。今回はこの作品について事前に知っておきたいことをまとめました!

そもそも「舞い踊る郷の響き」ってどんな公演?

今回の作品『舞い踊る郷の響き』を手掛けるのは、演出家・振付家として数々の舞台を成功へと導いてきた謝珠栄氏。これまで淡路島の劇場波乗亭でも、多くの作品を手掛け、多くの観客を魅了してきました。
例えば、ミュージカル『淡路の月に誓う』では、平清盛が描く新たな武士の世界を夢見る若者たちの物語を淡路市岩屋・絵島にある松王丸伝説に基づき描き、ミュージカル『どうにかなるさ~神戸ジャズ物語~』では、ジャズの街・神戸を舞台に、「愛」と「夢」と「笑い」が詰まったエンターテインメントを展開しました。さらに、経営難の芝居小屋「ゑびす座」に神様・えびす様が現れるミュージカル『福来たる~淡路ゑびす座狂詩曲(ラプソディ)~』では、笑いと涙の詰まった、心のふるさとを探す物語を描きました。

※ミュージカル『福来たる~淡路ゑびす座狂詩曲(ラプソディ)~』より

そして今回、お届けするのは、ショー形式の舞台です。似た形式のものにはレビューというものがありますが、どのようなものなのでしょうか? その魅力と歴史を紐解いていきましょう。


ショー形式とは?

劇場にはさまざまな公演スタイルがあります。中でもショーレビューは、初心者でも気軽に楽しめる華やかなスタイルとして知られています。
では、ショーとレビューにはどのような違いがあるのでしょうか?

ショーとは?

・演劇・ミュージカル・ライブパフォーマンス全般を指す
・物語性が強いものも多い
・コンサートや演出に凝った舞台も含まれる

レビューとは?

・音楽・ダンス・歌・コントなどが次々と展開される
・ストーリーに縛られず、視覚的・音楽的な楽しさを重視
・華やかな衣装、豪華な舞台演出、大人数のダンサーが特徴

日本でいうと、宝塚歌劇団のショーに近いスタイルです。


ショー・レビューの歴史

フランス発祥のレビュー文化

レビューのルーツは19世紀のフランスに遡ります。特に有名なのが、パリのキャバレー「ムーラン・ルージュ」。もともとは風刺劇やパロディ要素を含むものでしたが、次第に華やかなダンスや豪華な舞台装置が特徴のエンターテインメントへと進化していきました。

アメリカ・ブロードウェイでの発展

20世紀初頭、レビュー文化はアメリカへ渡り、ブロードウェイで「ジーグフェルド・フォリーズ(Ziegfeld Follies)」などの大規模なショーが誕生しました。ここでは、派手な衣装をまとったコーラスガールたちが登場し、華やかなダンスや一流エンターテイナーによる歌やコメディで観客を楽しませました。

日本での進化

日本では、1927年に宝塚歌劇団の『モン・パリ~我が巴里よ~』が初の本格的レビュー作品として上演されました。その後、東京や大阪のキャバレー・劇場でレビュー公演が盛んになり、昭和のエンターテインメント文化の象徴の一つとなりました。


ショーの魅力

1. 視覚的に楽しめる

ショー・レビュー最大の魅力は、きらびやかな衣装、華やかな舞台セット、ダイナミックな照明演出です。ダンサーたちの統一されたフォーメーションや、豪華な衣装チェンジが観る者を圧倒します。

2. 音楽とダンスの融合

レビューでは、多様な音楽ジャンルが用いられます。ジャズ、シャンソン、ポップス、オペレッタなど、バラエティ豊かな楽曲に合わせて、エネルギッシュなダンスが繰り広げられるのが醍醐味です。

3. ストーリーに縛られない自由な構成

ミュージカルや演劇とは異なり、ショー・レビューは物語の流れに縛られません。そのため、次々と異なるパフォーマンスが展開され、飽きることなく楽しめます。

4. 初心者でも気軽に楽しめる

ストーリーを深く理解する必要がないため、劇場初心者でも気軽に楽しめるのが特徴です。視覚的・音楽的に楽しめるため、「舞台を観たことがない」という方でも、気負わずに観劇できます。

※ミュージカル『淡路の月に誓う』 第二部より

『舞い踊る郷の響き』で味わう新たなショー体験

今回の『舞い踊る郷の響き』は、淡路島とはじめとして日本の豊かな文化や民謡をベースに、華やかでエネルギッシュなパフォーマンスを織り交ぜた舞台が展開される予定です。これまでのミュージカルや演劇作品とはまた違ったショーの魅力を存分に味わえます!

知っているともっと楽しめる!ポイント3選

『舞い踊る郷の響き』は、華やかなショー・レビュー形式の舞台ですが、その背景を少し知っておくことで、より深く楽しむことができます。ここでは、観劇前に知っておくとワクワクが増す3つのポイントをご紹介します!


1.今回のショーに使われる民謡を知ろう!

今回のショーには、日本の伝統的な民謡のメロディーやリズムが取り入れられています。民謡とは、庶民の暮らしの中から生まれ、世代を超えて歌い継がれてきた音楽で、それぞれの地域の風土や歴史を映し出すものです。今回取り上げる民謡のうち、特別に一部ご紹介します!!

① よさこい高知

「よさこい高知」は、四国・高知県を代表する民謡です。今回の作品では、「よさこい高知」がどのようにアレンジされて登場するのか、また躍動感あるダンスとどのように絡むのかに注目すると面白いでしょう!

② 田原坂(たばるざか)

「田原坂」は、熊本県に伝わる民謡で、1877年(明治10年)に起きた西南戦争(西郷隆盛率いる薩摩軍と政府軍の戦い)を題材にした歌です。戦場の悲哀を表現するような、重厚で哀愁のあるメロディーが特徴で「雨は降る降る じんばは濡れる…」といった、戦場の風景が伝わる歌詞を持ちます。戦いの激しさや、失われた命への哀悼といったテーマが、踊りや演出によってどのように表現されるのかに注目してみてください。

③ 金毘羅船船(こんぴらふねふね)

「金毘羅船船」は、香川県・琴平町に伝わる民謡で、讃岐(香川県)の金刀比羅宮を信仰する船乗りたちが、航海の安全を祈願して歌ったものです。こんぴらふねふね 追風(おいて)に帆かけて…」という、明るいメロディーで、シュラシュシュシュ、と船が風を受け進む様子をリズミカルに表します。今回の演出ではどのような躍動感あるシーンになるか楽しみですね!


2.淡路島の偉人・高田屋嘉兵衛を知ろう!

淡路島には、歴史的に重要な人物が多くいますが、その中でも有名なのが高田屋嘉兵衛(たかたや かへえ)です。

高田屋嘉兵衛とは?

江戸時代後期の海商であり、航海技術に優れ、日本とロシアの関係にも影響を与えた人物です。

主な功績

北方貿易の開拓:蝦夷地(北海道)と本州をつなぎ、交易を活発化させた

ロシアとの外交:ゴローニン事件(1811年)でロシア人捕虜と日本人の交換交渉を成功させ、戦争を防いだ

船舶技術の発展:淡路島を拠点にしながら、新しい航路を開拓

今回のショーとの関わり

『舞い踊る郷の響き』では、高田屋嘉兵衛の活躍した時代の空気を感じながら舞台を観ると、より奥深く楽しめるでしょう。


3.ショーならではの楽しみ方を知ろう!

今回の公演は、ミュージカルやストレートプレイとは異なり、ショー形式で展開されます。その特徴を知っておくと、観劇がもっと楽しくなること間違いなしです!

ショーならではの見どころ

① 華やかな衣装とダンス!
 → 目まぐるしく変わる衣装や、キレのあるダンスパフォーマンスに注目!
② 次々と展開する演目!
 → ストーリーに縛られないため、純粋にエンターテインメントとして楽しめる
③ 舞台と観客が一体に!
 → 音楽や手拍子など、お客様も参加できる場面があるかも?

ぜひ3つのポイントを押さえてもっと公演を楽しんでくださいね!

当日の流れをチェック!会場で迷わないために

『舞い踊る郷の響き』を存分に楽しむために、当日の流れや会場へのアクセスを事前に確認しておきましょう。開演前に慌てることなく、スムーズに劇場に到着できるように準備しておくと、観劇がより快適になります!


① 会場はどこ?

今回の公演が行われるのは、兵庫県淡路島「劇場波乗亭(なみのりてい)」です。
美しい海を背景に、エンターテインメントを楽しめる特別な空間で、これまでにも数々の話題作が上演されてきました。劇場のある淡路島・西海岸エリアは、観光地としても人気があり、カフェやレストランも充実しています。観劇前後に食事や散策を楽しむのもおすすめです!


② 劇場までのアクセスをチェック!

淡路島の劇場は、本州や四国からアクセス可能ですが、事前に交通手段を確認しておくことが重要です。

車でお越しの方
神戸・大阪方面から
 → 神戸淡路鳴門自動車道「淡路IC」を降りて約10分
四国方面から
 → 神戸淡路鳴門自動車道「北淡IC」を降りて約20分

駐車場完備なので、車での来場も安心です!

高速バスでお越しの方
神戸・大阪方面からのバス
 → 三宮バスターミナル・大阪梅田などから淡路IC行きの高速バスが運行
淡路ICからのアクセス
 → 淡路ICからはタクシーまたは無料シャトルバスの運行あり(要確認)

詳しいアクセス情報はこちら
淡路島西海岸 ポータルサイト アクセス情報
劇場波乗亭 アクセス情報


③ 開演前に確認しておきたいこと

チケットは事前に準備!

・電子チケットをお持ちの方はそのまま劇場の入口までお越しください
・reserva、お電話でのご予約の方はロビー受付にてお名前をお伝え頂き紙チケットを受け取ってください
・当日券の販売があるかは事前に公式情報をチェック!

余裕をもって到着しよう

・開演の30分前には到着するのがおすすめ。劇場の雰囲気を楽しみながら、ゆっくりと席に向かいましょう。
・駐車場が混雑することもあるので、時間には余裕をもっておくと安心です。

写真撮影・飲食について

・劇場内は開演前や終演後のみ写真撮影OKなエリアがある可能性がございます。事前にHPにて発表いたしますのでそちらをチェックしていただくようにお願いいたします。
・劇場内での飲食は禁止されています。ご飲食はロビーにてお願いいたします。マナーを守って観劇を楽しみましょう!

舞い踊る郷の響き~ふるさとNeo Japoniesm(ネオ・ジャポニズム)~

淡路島出身の廻船商人“高田屋嘉兵衛”の旅路を、音楽と舞で辿ります。大分県の「荒城の月」、熊本県の「田原坂」、島根県の「安来節」など日本各地の民謡を、ラテン、ジャズなど現代風にアレンジ。まるで万博のように、日本の伝統の音楽が一堂に集結!日本の魅力を再発見するレビューショーをお楽しみください。

【出演】

坂元健児
池野千夏 / 石坂光 / 田野清香 / 金森なつみ
長岡美地留 / 山根千緒里 / 吉田梨乃
原萌々花 / 音月さつき / 榮なつき/中川ひかる

【演奏】

上田秀一郎・五十嵐広大(太鼓)
喜連麻衣(ヴァイオリン)
佐藤碧美(フルート)

【スタッフ】

脚本・演出・振付 謝珠栄
音楽:韓子揚、小澤時史
舞台美術:中辻一平
照明プラン:竹内哲郎(株式会社ハートス)
音響プラン:本村実
衣装:根木伸介(衣装屋オテンテン)
太鼓作調:上田秀一郎

【日程】

各回14時00分 開演(13時30分 開場)
※約60分予定

チケットご予約・ご購入

一般    4,000円
小中高   2,000円


icanca会員の方、各種クーポンをお持ちの方は以下よりご予約ください。

 

青海波 お得なランチセット

■和食・青の舎

公演(通常4,000円)+青の舎御膳(6,500円)
 ⇒セットプラン 9,500円
  ※食事代・公演チケット代を含む

 ご予約は<こちら
 青の舎の予約サイトTable Checkにジャンプします

 

会場・アクセス

青海波 劇場 波乗亭(なみのりてい)

〒656-1723 兵庫県淡路市野島大川70
TEL:0799-70-9020

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[お車]神戸淡路鳴門自動車道 淡路ICより約10分、北淡ICより約15分
【ご注意】駐車場が込み合う可能性がございます。お時間には十分余裕を持ってお越しくださいませ。臨時駐車場については<こちら

[高速バス]神姫バス・北淡路西海岸ライン「野島大川(青海波前)」にて下車、徒歩3分
      (各線三ノ宮駅より約55分、JR舞子駅より約25分)
[高速船]各線明石駅から淡路ジェノバライン乗船、岩屋港のりばよりシャトルバスで約20分

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