2月1日より劇場波乗亭(なみのりてい)にて『兵士の物語』を上演します。この作品は「読まれ、演じられ、踊られる物語」という副題を持ちます。
舞台はロシア、ある兵士が休暇をとり故郷に帰る途中で悪魔に出会うところから始まります。「一つの幸せが、幸せのすべて…。」簡潔なストーリーでありながら「幸福」「富」とは何か、大切なメッセージが隠された名作です。
音楽、語り、踊りが密接に絡み合う本作品は波乗亭として意欲的な公演となります。今回はファゴット奏者の高島さんに、作品の見所や意気込みをインタビューしました。客演で出演される高島さん、どんなお話が伺えるのでしょうか??
兵士の物語 インタビュー:高島翔大(ファゴット)
≪プロフィール≫
京都市立芸術大学管打楽専攻卒業、同大学大学院音楽研究科修士課程修了。
ファゴットを國府利支恵、中野陽一朗の両氏に師事。現在フリーランスのファゴット奏者としてオーケストラへ客演する他、近年は古楽器での演奏活動も行っている。
大阪芸術大学演奏要員、関西室内楽協会及び大阪チェンバーオーケストラに所属。
-淡路島には今回はじめていらっしゃいましたか?
親戚の家が四国にあり、関西から四国へ行くときに淡路島を通ります。なので淡路島で食事を楽しんだり、バーベキューをしたりということはありました。とても親しみのある場所です!
今回は、リハーサルのために何度か淡路島へ足を運びました。会場である劇場波乗亭からの眺めや、道中のバスから見える海が本当に綺麗だなと改めて思いました。お客様もこの景色を楽しみながらお越しいただけると素敵だなと思います。
-今回、「兵士の物語」に出演するにあたり、どんな気持ちですか?
僕がこの作品を初めて知ったのは大学1年生の時です。教授の先生方が演奏するコンサートがあり、語りもバリトン歌手の先生が行っていました。その時の演奏に本当に感動して、絶対にいつか演奏してみたいと思っていました。今回声をかけていただきとても嬉しかったです。難しそうな曲だなと思っていましたが、やっぱり難しかったです。
しかし楽譜は緻密に計算されています。演奏者7名が一丸となって一人一人が職人のようにパズルのピースを持ち寄って作り上げたいです。
-この公演「兵士の物語」のみどころは?
小編成ではあるものの、弦楽器、木管楽器、金管楽器、打楽器とさまざまなキャラクターの違う楽器がそろっています。物語の中ではそんなキャラクターたちが入れ替わり顔をのぞかせるので注目して聴いてみてほしいです。
ストラヴィンスキーがこの曲を作曲した当時は第一次世界大戦末期。兵士の故郷への想いが描かれているのは、彼自身のなかなか家に帰れないさみしい思いや苦しさが表現されているのかなと思っています。
一方で、物語のクライマックス直前に、今までとは打って変わってとても綺麗なハーモニーのコラール(讃美歌)があります。7人で演奏しているとは思えない重厚な響きが印象的です。その中で「本当の幸せとは何なのか」という問いかけがあり、皆さんの心に訴えかけるものがあると思います。
音楽島-Music Island-とは
全国から淡路島に集った音楽家の方々が仕事と音楽活動のダブルキャリアを実践します。お互いに協働・協奏することで音楽を通じた地方創生を目指す場所。それが『音楽島 -Music Island-』です。
ダブルキャリアで安心して働きながら音楽活動に取り組める環境を提供します。全国各地から夢と志を持つ音楽家の方々が自然溢れる豊かな環境に集いコミュニティでの活動を通じて地域に貢献する新しい生き方・働き方を提案します。
音楽島HPは《こちら》
音楽劇「兵士の物語」
あらすじ
舞台はロシア、ある兵士が休暇をとり故郷に帰る途中で悪魔に出会うところから始まります。「一つの幸せが、幸せのすべて…。」簡潔なストーリーでありながら「幸福」「富」とは何か、大切なメッセージが隠された名作です。
「兵士の物語」が初演された1918年は世界的にスペイン風邪が流行していたり、戦争の影響で経済的に困窮していた影響で、小編成で実現できるよう作られています。淡路島で活動する「音楽島-Music Island-」メンバーによる7人編成の本格的なアンサンブル、ダンス、劇団四季出身のミュージカル俳優・坂元健児による臨場感あふれる語りの融合を、ぜひお楽しみください。
日程
2025年 2月
1日(土)、 2日(日)、8日(土)、9日(日)、11日(火祝)
各回14時00分 開演(13時30分 開場)
※約60分予定
出演者
坂元健児(語り)
大澤珠美(ヴァイオリン)
ロバート・ウイドロウスキ(コントラバス)
増田華(クラリネット)
高島翔大(ファゴット)
肥後徹士(トランペット)
相澤卓人(トロンボーン)
黒田菜々花(打楽器)
エレーナ・グラドコフスカヤ(ダンス)
倉智太朗(ダンス)
横田爽磨(ダンス)
石坂光(王女)
値段
一般 4,000円
中高生 2,000円
小学生以下 無料
※公演中に一時ご退席をお願いする場合がございます。予めご了承ください。
icanca会員の方、各種クーポンをお持ちの方は以下よりご予約ください。
坂元健児 カフェライブ開催!!
ご観劇後、併設する洋食レストラン「海の舎」でケーキセット(ドリンク付き)を楽しみながら、元劇団四季の坂元健児さんの歌声を楽しめます。公演の裏話などのトークショーもお楽しみいただけます。
日程
2025年 2月1日(土)
時間
音楽劇「兵士の物語」14:00~15:00(予定)
カフェタイムライブ 15:30~17:00(予定)
料金
一般5,000円 中高生3,000円
(公演チケットとケーキセット料金含む)
※ケーキの種類はお選びいただけません
以下よりご予約ください
兵士の物語 ランチセット
■洋食・海の舎
①公演(通常4,000円)+欧風浪漫コース(5,500円)
⇒セットプラン 8,500円
※食事代・公演チケット代を含む
ご予約は<こちら>
海の舎の予約サイトTable Checkにジャンプします
➁公演(通常4,000円)+クラシック山海コース(6,500円)
⇒セットプラン 9,500円
※食事代・公演チケット代を含む
ご予約は<こちら>
海の舎の予約サイトTable Checkにジャンプします
■和食・青の舎
③公演(通常4,000円)+青の舎御膳(6,500円)
⇒セットプラン 9,500円
※食事代・公演チケット代を含む
ご予約は<こちら>
青の舎の予約サイトTable Checkにジャンプします
アクセス
青海波-SEIKAIHA-
〒656-1723 兵庫県淡路市野島大川70
TEL:0799-70-9020
[お車]神戸淡路鳴門自動車道 淡路ICより約10分、北淡ICより約15分
[高速バス]神姫バス・北淡路西海岸ライン「野島大川(青海波前)」にて下車、徒歩3分
(各線三ノ宮駅より約55分、JR舞子駅より約25分)
[高速船]各線明石駅から淡路ジェノバライン乗船、岩屋港のりばよりシャトルバスで約20分
別ページ<公共交通機関で劇場波乗亭に行こう!>