2月1日より劇場波乗亭で「読まれ、演じられ、踊られる物語」という副題を持つ組曲、ストラヴィンスキー作曲の『兵士の物語』を上演いたします。
舞台はロシア、ある兵士が休暇をとり故郷に帰る途中で悪魔に出会うところから辿る運命を描きます。「一つの幸せが、幸せのすべて…。」簡潔なストーリーでありながら「幸福」「富」とは何か、大切なメッセージが隠された名作です。
音楽、語り、踊りが密接に絡み合う本作品は波乗亭として意欲的な公演となります。今回はコントラバス奏者のロバートさんと、トランペット奏者の肥後さんに、作品の見所や意気込みをインタビューしました。また、淡路島を目いっぱい楽しむために出演者からおすすめの観劇コースもご紹介いたします♪
ロバート・ウイドロウスキ(コントラバス)
≪プロフィール≫
アメリカのサウスカロライナ州出身。ノースカロライナ 大学芸術大学音楽部卒業、インディアナ大学院音楽部卒業コントラバス 専攻 。ポール・シャープ、カー ト・ムロキ、新眞二 の各氏に師事。 2011 年オーストリアのアメリカン・インステチュート・オブ・ミュージック・スタディ音楽祭に出演。2015 年から2016 年までインディアナ州のマンシーシンフォニーオーケストラ と イリノイ 州 の ピオリアシンフォニーオーケストラ 首席 コントラバス奏者を努 めた。2016年来日。それから 2019 年まで兵庫県立芸術文化センター管弦楽団のコアメンバー、2019 年から2022年まで同オーケストラのレジデントプレイヤーとして所属。2022年から現在まで淡路島を拠点に演奏活動をしている。
-淡路島での活動を教えてください。
専門にしているのは、クラシック音楽なのです。しかし淡路島ではウッドベースでジャズを演奏したり、エレキベースでポップスも演奏します。時にはギターを演奏することもあります。
また、演奏する場所もコンサートホールだけではありません。高級な雰囲気のレストラン、若者がたくさんいるカフェ。他にもイベント会場などいろいろな場所で演奏しています。
-今回、「兵士の物語」に出演するにあたり、どんな気持ちですか?
大学生の時に、先生が演奏しているのを聴いてこの曲を知りました。コントラバスが入っている室内楽はあまりメジャーな曲が多くありません。自分の経験上オーケストラではない小編成の室内楽で演奏する機会自体が少なかったです。なので今回参加できることになりとても嬉しいです!
-この公演のみどころは?
コントラバスは基本的にリズムやテンポを支える役割をしています。この作品では何度も拍子が変わるので練習の際には苦労しました。ストラヴィンスキーの作品のコントラバスの特徴は、音を短く切る奏法が多いことです。そういった弾き方によってもこの曲特有の雰囲気が醸し出されています。
次から次へと、ストラヴィンスキー特有の不協和音のようなハーモニーや、遊んでいるようなリズムの流れが移り変わります。飽きることなく楽しんでお聴きいただけると思います。
皆様のご来場心よりお待ちしております!
ロバートのおすすめコース
「Ladybird Road」では会場である劇場波乗亭から歩いて行けます。ランチをお楽しみいただいてから公演へお越しいただくのがお勧めです!
海もきれいに見えて、淡路島らしさを満喫できる素敵なお店です♪
レディバードロード公式HPは《こちら》
肥後 徹士(トランペット)
≪プロフィール≫
大阪音楽大学専攻科修了。第18回KOBE国際音楽コンクール金管楽器C部門で最優秀賞。第7回関西トランペット協会コンクール課題曲部門第1位。関西を中心にプロオーケストラなどに客演。大阪コンサートブラス副代表。関西トランペット協会理事。昇陽高等学校非常勤講師。大阪市立昭和中学校吹奏楽部指導員。
-淡路島での活動を教えてください。
専門をクラシック音楽として活動をしています。しかし淡路島では毎週土曜日に開催される「Jazz Night」に出演しています。普段は演奏しないジャンルではあるので、緊張感をもって取り組んでいます!
また、トランペットトリオの演奏会を開いたり、タンゴのコンサートに出演したりと、様々なジャンルで幅広く演奏しております。
-今回、「兵士の物語」に出演するにあたり、どんな意気込みですか?
大学生の時に、先輩が演奏していたのを聴いて初めて知った作品です。その時は語りもなく音楽のみでの上演でした。数年後、語り付きのコンサートも聴き、ストーリーの面白さも知り気になっていました。
今回、音楽島で活動する中で、いろいろな楽器のメンバーが集まってきたので挑戦のチャンスかもと思い提案してみました!
自分がずっとやってみたくて言い出した作品です。ですのでいつも以上に気合いが入っています!
実際に演奏してみると、予想していたよりも難しく、苦戦はしましたが、メンバーで話し合いながらリハーサルを進めてきました。
-ずばり、この公演のみどころは?
初めて聴く方は、「よくわからないなあ」という感想を抱くかもしれないような、不思議な曲ですが、そのよくわからなさをぜひ楽しんで欲しいです(笑)
演奏者は、その中にある繊細さや緻密さにこだわり演奏をするので、曲をよく知っている方にもこだわりが伝わるよう頑張ります!
また、今回は何より語りもダンスも豪華なメンバーに入ってもらうので、良い音楽で支え、すべての面で楽しんでいただければと思います。
肥後徹士のおすすめコース
冒頭でご紹介した、「Jazz Night」は土曜日の公演後に楽しむことが出来ます!
1日でクラシック音楽もジャズも楽しむことが出来る贅沢な1日をお過ごしください♪
セルフローストスタイルのステーキと、ビュッフェを楽しむことが出来ます。
(肥後は兵士の物語公演期間中は出演しておりません。)
オーシャンテラス公式HPは《こちら》
音楽島-Music Island-とは
全国から淡路島に集った音楽家の方々が仕事と音楽活動のダブルキャリアを実践します。お互いに協働・協奏することで音楽を通じた地方創生を目指す場所。それが『音楽島 -Music Island-』です。
ダブルキャリアで安心して働きながら音楽活動に取り組める環境を提供します。全国各地から夢と志を持つ音楽家の方々が自然溢れる豊かな環境に集いコミュニティでの活動を通じて地域に貢献する新しい生き方・働き方を提案します。
音楽島HPは《こちら》
音楽劇「兵士の物語」
あらすじ
「読まれ、演じられ、踊られる物語」という副題を持つ組曲、ストラヴィンスキー作曲の『兵士の物語』。
舞台はロシア、ある兵士が休暇をとり故郷に帰る途中で悪魔に出会うところから辿る運命を描きます。「一つの幸せが、幸せのすべて…。」簡潔なストーリーでありながら「幸福」「富」とは何か、大切なメッセージが隠された名作です。
「兵士の物語」が初演された1918年は世界的にスペイン風邪が流行していたり、戦争の影響で経済的に困窮していた影響で、小編成で実現できるよう作られています。淡路島で活動する「音楽島-Music Island-」メンバーによる7人編成の本格的なアンサンブル、ダンス、そして劇団四季出身のミュージカル俳優・坂元健児による臨場感あふれる語りの融合を、ぜひお楽しみください。
日程
2025年 2月
1日(土)、 2日(日)、8日(土)、9日(日)、11日(火祝)
各回14時00分 開演(13時30分 開場)
※約60分予定
出演者
坂元健児(語り)
大澤珠美(ヴァイオリン)
ロバート・ウイドロウスキ(コントラバス)
増田華(クラリネット)
高島翔大(ファゴット)
肥後徹士(トランペット)
相澤卓人(トロンボーン)
黒田菜々花(打楽器)
エレーナ・グラドコフスカヤ(ダンス)
倉智太朗(ダンス)
横田爽磨(ダンス)
石坂光(王女)
値段
一般 4,000円
中高生 2,000円
小学生以下 無料
※公演中に一時ご退席をお願いする場合がございます。予めご了承ください。
icanca会員の方、各種クーポンをお持ちの方は以下よりご予約ください。
坂元健児 カフェライブ開催!!
ご観劇後、併設する洋食レストラン「海の舎」でケーキセット(ドリンク付き)を楽しみながら、元劇団四季の坂元健児さんの歌声を楽しみ、さらには公演の裏話などのトークショーもお楽しみいただけます。
日程
2025年 2月1日(土)
時間
音楽劇「兵士の物語」14:00~15:00(予定)
カフェタイムライブ 15:30~17:00(予定)
料金
一般5,000円 中高生3,000円
(公演チケットとケーキセット料金含む)
※ケーキの種類はお選びいただけません
以下よりご予約ください
兵士の物語 ランチセット
■洋食・海の舎
①公演(通常4,000円)+欧風浪漫コース(5,500円)
⇒セットプラン 8,500円
※食事代・公演チケット代を含む
ご予約は<こちら>
海の舎の予約サイトTable Checkにジャンプします
➁公演(通常4,000円)+クラシック山海コース(6,500円)
⇒セットプラン 9,500円
※食事代・公演チケット代を含む
ご予約は<こちら>
海の舎の予約サイトTable Checkにジャンプします
■和食・青の舎
③公演(通常4,000円)+青の舎御膳(6,500円)
⇒セットプラン 9,500円
※食事代・公演チケット代を含む
ご予約は<こちら>
青の舎の予約サイトTable Checkにジャンプします
アクセス
青海波-SEIKAIHA-
〒656-1723 兵庫県淡路市野島大川70
TEL:0799-70-9020
[お車]神戸淡路鳴門自動車道 淡路ICより約10分、北淡ICより約15分
[高速バス]神姫バス・北淡路西海岸ライン「野島大川(青海波前)」にて下車、徒歩3分
(各線三ノ宮駅より約55分、JR舞子駅より約25分)
[高速船]各線明石駅から淡路ジェノバライン乗船、岩屋港のりばよりシャトルバスで約20分
別ページ<公共交通機関で劇場波乗亭に行こう!>