2月1日より兵庫県淡路島の劇場波乗亭(なみのりてい)で「読まれ、演じられ、踊られる物語」という副題を持つ組曲、ストラヴィンスキー作曲の『兵士の物語』を上演いたいます。
舞台はロシア、ある兵士が休暇をとり故郷に帰る途中で悪魔に出会うところから辿る運命を描きます。「一つの幸せが、幸せのすべて…。」簡潔なストーリーでありながら「幸福」「富」とは何か、大切なメッセージが隠された名作です。
音楽、語り、踊りが密接に絡み合う本作品は波乗亭として意欲的な公演となります。今回はクラリネット奏者の増田華さんと、ヴァイオリン奏者の大澤さんに、作品の見所や意気込みをインタビューしました。また、淡路島を目いっぱい楽しむために出演者からおすすめの観劇コースもご紹介いたします♪
≪プロフィール≫
私立明浄学院高等学校卒業。大阪音楽大学へ4年間通ったのち、同大学音楽専攻科を修了。第31回日本クラシック音楽コンクールクラリネット部門大学の部最高位。
第7回豊中音楽コンクール大学・一般の部管楽器部門第1位。
第24回日本演奏家コンクール特別賞受賞。
大阪音楽大学第53回吹奏楽定期演奏会にてコンサートミストレスを務め、同大学の卒業演奏会にも出演。
2019年度中国大連音楽講習会、第32回欧日音楽講座に参加。
2024年度アジアユースオーケストラメンバーに選抜され、アジアツアーに参加。
これまでにソリストとして、日本センチュリー交響楽団と共演。
クラリネットを上田浩子、上田希、ブルックス・信雄・トーン、松本健司の各氏に師事。
室内楽を宮本謙二、赤松由夏の各氏に師事。
C.フェレイラ、K.コールルエヴァノ、F.エオーP.モラゲス、G.シャラモン各氏のマスタークラスを修了。
-淡路島での活動を教えてください。
私は淡路島で音楽島としての活動を始めて約2年になります。普段はHELLO KITTY SHOW BOXというショーレストランのショーに出演したり、波乗亭に併設しているクラシック洋食レストラン「海の舎」でのお食事中の演奏や、毎週金曜日と日曜日に開催している「ミュージカル&オペラナイト」に出演しています。
-今回、「兵士の物語」に出演するにあたり、どんな気持ちですか?
学生の頃からずっと好きで挑戦してみたいと思っていた曲なので、「やってみたい」と言った反面、いざ演奏するとなるとやはりこの曲の特徴である畳み掛けるように展開される変拍子や奏者泣かせの音並びに、やはり少し怖気づく気持ちもありました。
ただ、音楽は難しくても素晴らしいストーリーをお客様に存分に楽しんでいただきたいので、演奏の難しさを見せずに物語を表現していきたいです。
-心強いですね!ずばり、この公演のみどころは?
数あるストラヴィンスキーの作品の中でも、本作は第一次世界大戦後の苦しい中でも挑戦的な書き方をされている作品だと思っていて、そんな作曲者の音楽に対する想いや強さを感じていただけると嬉しいです。
クラシック音楽を普段聴くことが少ないお客様も含め、たくさんのお客様とお会いできること、心より楽しみにしております。
増田華のおすすめコース
2月9日(日)
14:00「兵士の物語」観劇後、18:00より隣接しているクラシック洋食レストランで上演している「ミュージカル&オペラナイト ロミオとジュリエット」に増田華が出演します。
詳細は《こちら》
豪華なはしごコース、ぜひご堪能ください!
≪プロフィール≫
4歳よりヴァイオリンを始める。東京外国語大学国際社会学部卒業後、パソナグループに入社。2019年より兵庫県淡路島にて同社主催の各種コンサート・ショーへ出演。
演奏の傍ら、2020年より始動した「音楽島-Music Island-」のマネジメントや、「Awaji World Ballet」の事務局、各種音楽イベントの制作を行っている。ヴァイオリンを、大澤美木、大澤愛衣子に師事。
-淡路島での活動を教えてください。
淡路島には6年程住んでいて、2019年からHELLO KITTY SHOW BOXのショーへの出演をはじめ、さまざまな作品に出演させていただきましたが、現在の主なお仕事は音楽家のメンバーのマネジメント、そして今回もメンバーが一緒に出演する「Awaji World Ballet」の事務局としてパフォーマンスの制作や裏方を行っています。
-今回、「兵士の物語」に出演するにあたり、どんな気持ちですか?
実は、私は音楽大学には通っておらず、入社時は音楽や芸術にかかわるお仕事をするとは全く考えていませんでした。様々なご縁があり演奏の機会をいただく一方、自分がすべてを中途半端にこなしているように感じて音楽との向き合い方に悩む日々でした。今回は自分でこの作品に挑戦すると決めて、企画・制作も行ってきました。今後の自分のヴァイオリニストとしての活動への意思表示でもある今回の出演、気合たっぷりで取り組んでおります!
-ずばり、この公演のみどころは?
ヴァイオリンは、「優雅なメロディ」や「美しさ」を表現することが得意とされる楽器ですが、この作品では「邪悪さ」や「頭のおかしさ」をたくさん表現します(笑)
初めて聴く方はびっくりするポイントがたくさんあると思うので、自分自身も毎公演新鮮な気持ちで演奏を楽しみたいと思います。
大澤珠美のおすすめコース
2月11日(水祝)
公演とワークショップがセットで楽しめる1dayイベントを予定しています。大変お得なセットですので、奮ってご参加ください。
あらすじ
「読まれ、演じられ、踊られる物語」という副題を持つ組曲、ストラヴィンスキー作曲の『兵士の物語』。
舞台はロシア、ある兵士が休暇をとり故郷に帰る途中で悪魔に出会うところから辿る運命を描きます。「一つの幸せが、幸せのすべて…。」簡潔なストーリーでありながら「幸福」「富」とは何か、大切なメッセージが隠された名作です。
「兵士の物語」が初演された1918年は世界的にスペイン風邪が流行していたり、戦争の影響で経済的に困窮していた影響で、小編成で実現できるよう作られています。淡路島で活動する「音楽島-Music Island-」メンバーによる7人編成の本格的なアンサンブル、ダンス、そして劇団四季出身のミュージカル俳優・坂元健児による臨場感あふれる語りの融合を、ぜひお楽しみください。
日程
2025年 2月
1日(土)、 2日(日)、8日(土)、9日(日)、11日(火祝)
各回14時00分 開演(13時30分 開場)
※約60分予定
出演者
坂元健児(語り)
大澤珠美(ヴァイオリン)
ロバート・ウイドロウスキ(コントラバス)
増田華(クラリネット)
高島翔大(ファゴット)
肥後徹士(トランペット)
相澤卓人(トロンボーン)
黒田菜々花(打楽器)
エレーナ・グラドコフスカヤ(ダンス)
倉智太朗(ダンス)
横田爽磨(ダンス)
石坂光(王女)
一般 4,000円
中高生 2,000円
小学生以下 無料
※公演中に一時ご退席をお願いする場合がございます。予めご了承ください。
icanca会員の方、各種クーポンをお持ちの方は以下よりご予約ください。
ご観劇後、併設する洋食レストラン「海の舎」でケーキセット(ドリンク付き)を楽しみながら、元劇団四季の坂元健児さんの歌声を楽しみ、さらには公演の裏話などのトークショーもお楽しみいただけます。
日程
2025年 2月1日(土)
時間
音楽劇「兵士の物語」14:00~15:00(予定)
カフェタイムライブ 15:30~17:00(予定)
料金
一般5,000円 中高生3,000円
(公演チケットとケーキセット料金含む)
※ケーキの種類はお選びいただけません
以下よりご予約ください
■洋食・海の舎
①公演(通常4,000円)+欧風浪漫コース(5,500円)
⇒セットプラン 8,500円
※食事代・公演チケット代を含む
ご予約は<こちら>
海の舎の予約サイトTable Checkにジャンプします
➁公演(通常4,000円)+クラシック山海コース(6,500円)
⇒セットプラン 9,500円
※食事代・公演チケット代を含む
ご予約は<こちら>
海の舎の予約サイトTable Checkにジャンプします
■和食・青の舎
③公演(通常4,000円)+青の舎御膳(6,500円)
⇒セットプラン 9,500円
※食事代・公演チケット代を含む
ご予約は<こちら>
青の舎の予約サイトTable Checkにジャンプします
青海波-SEIKAIHA-
〒656-1723 兵庫県淡路市野島大川70
TEL:0799-70-9020
[お車]神戸淡路鳴門自動車道 淡路ICより約10分、北淡ICより約15分
[高速バス]神姫バス・北淡路西海岸ライン「野島大川(青海波前)」にて下車、徒歩3分
(各線三ノ宮駅より約55分、JR舞子駅より約25分)
[高速船]各線明石駅から淡路ジェノバライン乗船、岩屋港のりばよりシャトルバスで約20分
別ページ<公共交通機関で劇場波乗亭に行こう!>