7月6日から待ちに待ったミュージカル「福来たる~淡路ゑびす座狂詩曲(らぷそでぃ)~」が開幕しました!ご来場いただきました皆様、誠にありがとうございました。
今回は、7/8(月)終演後に開催したアフタートーク「ゑびす座劇団員のよもやま話」の模様をお伝えいたします。記念すべき第1回目のメンバーは主役・戎夏男を演じる坂元健児さん、今回が初舞台の源六朋樹さん、進行役に淡路島のエンタメ界を牽引する五十嵐広大さんが登場。事前に募集した質問や初めて台本をもらった時の話などそれぞれの視点で和やかな雰囲気で進行しました。
源六:小さな喜びも大きな喜びに当時の人は感じるんだよというダメ出しをいただいたときです。現代では大きい幸せを感じにくくなっていると思うんですけど、先生のこの言葉で役作りをもう一度考え直そうと感じました。
坂元:源六くんは稽古場でもコツコツ練習するでしょ?ジャグリングもね(笑)せっかく練習したしもったいないから、本編でジャグリングやらせたらどうですかって先生に聞いたら「ええね!」って。最初は2つ(のボール)もできない感じだったけど今はすごいできるようになって。やりながらドンドン上手くなるから、千秋楽ではすごい上手になってると思うので楽しみにしていてください!
五十嵐:稽古期間中に張り出していた言葉があるんですよね。キャスト陣だけでなく、淡路島でエンターテインメントをやる皆に向けて謝先生から送っていただいた言葉があるんですけど。「進んでするのが人の上。真似てするのが人の中。言われてするのが人の下。」
坂元:怖い~真ん中の人がどうなんだろう。
五十嵐:そうですよね。先生から「みんなはどこに当てはまるんだ」って言われて、何事も自分で考えて率先してやらなければならないんだなと改めて感じた言葉でした。もう一度楽屋に貼り出してある言葉を読み込んでおきます。
坂元:以前やった舞台で本番中にアキレス腱を切る怪我をして手術して。本番中に次の謝先生の舞台稽古が始まっていたんですけど、降板して入院してっていう時に謝先生から電話がかかってきて「稽古に来い」と。「いや今入院しているんで」って言ったら「退院したら来てね」って言われて、退院してその日に松葉杖で行ったんです。着いたら「じゃあM1の振り付けするね」っていきなり振り付けして。そして最初がいきなり左でターンで(笑)先生!松葉杖ついてる!それは無理です勘弁してくださいって(笑)結局、振りは変えてもらったんですけど。そんなことがあり…
今回!!稽古初日、(フラフープを掲げて)これですよ。「ケンちゃん!飛び込み!」って(笑)先生!雑技団でもこんな床の硬いところでやらないですって。普通マットがあるところでやるからって今回はやらないことになったんですけど、あの時の先生の言葉は忘れられないですね。これも愛情があってこその言葉ですから、それで「すみません」って言っても怒られることはない。いや、あるか(笑)
源六:意外と、稽古終わりのお風呂とかですかね。
五十嵐:僕は淡路島に住んで8年になるんですけど、家から徒歩3分くらいでビーチに着くんですよね。よくそこで波の音を聞きながら物思いに耽るのがすごく好きなんですけど、昨日は七夕だったじゃないですか。七夕で晴れているの珍しいなって思って昨日もビーチに行ったんですが、着いた瞬間ぱっと見上げたら、さ~って流れ星が流れました。淡路島では野生の流れ星が見えるんですよ(笑)流星群の日じゃなくて野生の。そこから10分間また見えるかなって待っていたんですけどただ蚊に刺されて終わりました。
坂元:心の故郷っていうから実家とかじゃないからね。波乗亭では昨年も3ヶ月やらせてもらって今年も3カ月、合計6ヶ月。2年間で四分の一は淡路島にいることや、あとは演出家の謝先生の顔を見るとホッとするというか。第4くらいの故郷に最近感じるようになりました。
その後の質問コーナーでも笑いが終始絶えずあっという間に時間が過ぎていきました。そんな技も!?と90分間目が離せない『福来たる』の舞台では、稽古期間中、身体もかなり引き締まったようでその内容に客席からは驚きの声が!開幕した今も新しい技を習得中ということで少しずつ変化する舞台が楽しめるのも今回の見どころの一つです。千秋楽にはどんな形になっているのかぜひお見逃しなく!
今後の野望について坂元さんから「この作品の再演が決まるくらいお客様に楽しんでいただくのが今はいちばんですね」という言葉の通り、一日一日の公演を経て多くの方に愛される舞台に成長していけるよう、精一杯努力いたします。
8月も開催決定!ぜひ足をお運びくださいませ。
④8月11日(日) 出演:坂元健児、石坂光、堂元晴近
⑤8月13日(火) 出演:柳瀬亮輔、石坂光、木村くるみ
⑥8月15日(木) 出演:近藤真行、石坂光、源六朋樹
公演詳細は<こちら>
敗戦から数年後の淡路島。経営難で存続に苦しむ芝居小屋「ゑびす座」に商売繁盛の神様・えびす様がやって来る⁉ 劇団四季出身俳優陣を迎えておくる、笑いあり、涙ありの情熱ミュージカル!
[時 間]
各回 14:00 開演(13:30開場)約90分予定
[出 演]
坂元健児/近藤真行/柳瀬亮輔
山根千緒里/石坂光/五十嵐広大/堂元晴近/横田爽磨/源六朋樹
金森なつみ/木村くるみ/原萌々花/長岡美地留/荒木心/田野清香/中川ひかる
[会 場]
「青海波 ‐SEIKAIHA‐」内 劇場 波乗亭
[問い合わせ]
劇場 波乗亭 TEL 0799-70-9020
一般 5,500円
学生(小中高)2,000円
<ご購入・ご予約>
◎teket(テケト)<https://teket.jp/6095/32682>
◎イープラス<https://eplus.jp/sf/detail/4059900001>
icanca会員の方、各種クーポンをお持ちの方は以下よりご予約ください。
◎RESERVA<https://reserva.be/awajiartandculture/>
◎TEL[劇場波乗亭]0799‐70‐9020(10:00~18:00 ※木曜定休
[アクセス]
青海波-SEIKAIHA-
〒656-1723 兵庫県淡路市野島大川70
TEL:0799-70-9020
[お車]神戸淡路鳴門自動車道 淡路ICより約10分、北淡ICより約15分
[高速バス]神姫バス・北淡路西海岸ライン「野島大川(青海波前)」にて下車、徒歩3分
(各線三ノ宮駅より約55分、JR舞子駅より約25分)
[高速船]各線明石駅から淡路ジェノバライン乗船、岩屋港のりばよりシャトルバスで約20分
別ページ<公共交通機関で劇場波乗亭に行こう!>