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波乗亭
2023.04.30

「きがるにタンゴ コンサート」を開催いたしました

■きがるにタンゴコンサート 
 日 程:2023年4月29日(土)、30日(日) 
 時 間:14時00分開演(約60分) 

■出演 
大澤珠美(ヴァイオリン) 
岸田武士(ピアノ) 
武部玲央(パーカッション) 
肥後徹士(トランペット) 
ロバート・ウイドロウスキ(コントラバス) 
ヤムニツキ・ラジスラウ(アコーディオン) 

■プログラム 
ラ・クンパルシータ(R.G.トマス) 
だんご3兄弟(内野真澄 堀江由朗) 
黒ネコのタンゴ(皆川おさむ) 
ポル・ウナ・カベサ(C. ガルデル) 
オブリビオン(A. ピアソラ) 
オーバーチュア(A. ピアソラ) 
ブエノスアイレスの冬(A. ピアソラ) 
リベルタンゴ(A. ピアソラ) 

 

 「きがるに」ということで、皆さまがどこかで一度は聞いたことのあるタンゴの曲をお届けいたしました。1900年前後にスペイン、ポルトガルのあるイベリア半島で生まれ、南米で大成したタンゴ。ダンス音楽で即興的に演奏されたということもあり、初期の楽曲の中には楽譜が残っていないものもあるそうです。最初にお届けした「ラ・クンパルシータ」はタンゴで有名なアルゼンチンの代表曲とされていますが、お隣、ウルグアイの学生が書いたものとも言われています。果たして真相は?

 

 
 タンゴは南米からヨーロッパ、北米、そしてアジアへと全世界へ広がりました。日本にも根強いファンが多いのではないかと思います。面白いことに日本で生まれたタンゴ風の楽曲は歌謡曲として親しまれていますね。今回はその中から「だんご3兄弟」と「黒ネコのタンゴ」を選びました。楽器のみの演奏でしたが、歌詞が頭に浮かんだ皆さんも多かったのではないでしょうか。

 
 これまで波乗亭では登場しなかったアコーディオン。たくさんのハーモニカを積んだような構造をしているこの楽器は、なんと12kg近くもあるそうです。右手でメロディを奏でながら左にある無数のボタンで伴奏を付けます。ボタンの方が難しそうに思えますが、実はとても簡単だそうです……。


 ピアソラの「オブリビオン」と「オーバーチュア」の2曲をトランペットでお届けいたしました。トランペットは本来タンゴの編成には含まれないのですが、ダンス音楽ならではのリズムに金管のはつらつとした音色もとても素敵です。意外にも、お客様からのアンケートでもご好評いただいたのがこの2曲でした。

 
 波乗亭でのタンゴコンサートは初の試みでしたが、出演者の中にもタンゴ初挑戦の者がおりました。普段クラシックに取り組む出演者とっては、リズムを刻んだり音を滑らせたりと「遊び」が必要でしたが、ラテン/ジャズに取り組む出演者からは「クラシックの要素が強い」という声が上がりました。

 
次回、秋ごろに第2弾を開催予定です!皆さまのお越しを心よりお待ちしております。

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