「より一層栄える」という意味の「弥栄(いやさか)」をタイトルにした本公演。
和洋の楽器、バレエ、太鼓、よさこいなど、2023年の幕開けにふさわしい豪華な公演となりました。
■ニューイヤーコンサート『弥栄日本』
日 程:2023年1月2日(月祝)、3日(火)
時 間:14時00分 開演(約75分)
■出演
大歳久美子(箏)
益子侑(ヴァイオリン)
針山愛美、山本春姫(バレエ)
○音楽島-Music Island-
佐藤碧美(フルート)藤井美帆(ヴァイオリン)喜連麻衣(ヴァイオリン)
武内一心(クラリネット)小山璃々花(テナーサックス)橋本凪咲(バリトンサックス)
山元しゅんこう(打楽器)小栗稜(ピアノ)
○太鼓集団「鼓淡」
五十嵐広大 坂本将規 久下詩織 關光太郎 栗原健 孫梨華 甲山詩織
酒井和真、外園なつき(よさこい)
■プログラム
1. 宮城道雄/春の海
2. 中井智弥/二人静
3. 上田秀一郎/天地赫々
4. J.シュトラウス2世/トリッチトラッチポルカ
5. J.シュトラウス/鍛冶屋のポルカ
6. J.シュトラウス2世/美しき蒼きドナウ
7. 中井智弥/Motion
8. 益子侑・高木文世/JAPANESQUE
9. 佐々木聡作/iZA!
アンコール:J.シュトラウス1世/ラデツキー行進曲
幕開けを知らせる太鼓のあと、和の曲をお届けする第一部は、宮城道雄作曲「春の海」でスタート。
お正月のBGMとして定番のこの曲を、箏とヴァイオリンの生演奏で披露しました。
中井智弥作曲『二人静』では、淡路島ご出身のお二人、箏奏者・大歳久美子さんと、バレリーナ・山本春姫さんが出演。
能楽の曲名からとられたタイトルで、能楽では二人の静御前がシンクロした舞を踊る難曲ですが、今回の『二人静』では、音楽島より山元しゅんこうさんを交え、ピアノと箏で演奏しました。
静御前は源義経の恋人で、義経と離れ離れになったあと、淡路島・志筑で亡くなったという説もあります。
ヴァイオリンだけではなく実は書道もできるという益子さん。太鼓の演奏に合わせてパフォーマンスをしていただきました。
また、「鼓淡」による曲目「大地赫々」では、1人が複数の太鼓を扱い、とても迫力のあるステージとなりました。
第二部では、音楽島オーケストラが登場。ヨーロッパのニューイヤーコンサートでよく演奏される曲をお届けしました。
J.シュトラウス「鍛冶屋のポルカ」は、ハンマーと金床を使い、金属を打ち鳴らす音を楽器として使うのが特徴的な曲です。今回は、太鼓集団「鼓淡」より關光太郎さん(写真・右)と栗原健さん(写真・左)が鍛冶屋役を担当。後ろでハープを弾いていたはずの山元しゅんこうさんが、鍛冶屋に弟子入りするという寸劇を披露しました。
第三部のテーマは和と洋のコラボレーション。音楽島オーケストラに、箏や和太鼓が加わりました。
益子侑さんのナンバー「JAPANESQUE」に合わせて、針山愛美さんが舞を披露。海をバックに、壮大なステージとなりました。
アンコールのラデツキー行進曲では、曲の最後にクラッカーの演出。
コンテンツが盛りだくさんで、新年からお祝いムードたっぷりな公演。ニューイヤーコンサートが淡路島のお正月の風物詩となるよう、来年も開催に向けて精進いたします。
ご来場いただきました皆様、誠にありがとうございました。