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波乗亭
2025.08.28

【出演者インタビュー】金森なつみ「荒城の月が“晴れやかな美しさ”に」—挑戦とパワーアップがつまった圧巻の後半!!『舞い踊る郷の響き』の現在地

春は“型”を、夏は“解放”で景色が一変。荒城の月の総踊りで笑顔を解き放った瞬間、風が吹き、桜が舞うような感覚に。さらにロックソーラン節・北海盆歌では締太鼓6人×桶胴6人にスケールアップ、銭太鼓は3回転へ挑戦。金森なつみさんが語る、『舞い踊る郷の響き』の進化の裏側をお伝えします。

インタビュー本編

①公演全体について

春公演との違いや、パワーアップしたポイントはどこだと思いますか?

春公演から引き続きある『荒城の月』。この作品の中でも最も和の要素が強い曲だなと思っており、お引き摺りのお衣装は未だに難しさを感じています…!

春公演の時、とにかく正解を探し出さなきゃ行けないという気持ちで型に拘っていましたが、
夏公演の稽古で謝先生が、
「総踊り、もっと笑顔で解放して」と指示があり踊った時。
「アー」というコーラスも笑顔で、一瞬でパァっと風が吹き、桜が舞うような感覚になりました。物悲しい雰囲気が一気に晴れやかな美しさとなり衝撃的でした。
春は歌詞の通り、昔を思い出し、無常な現実の中での変わらぬ美しさを。
夏は、また皆で宴を開く明るい未来を想像できるような…そんな気持ちで踊らせて頂いてます。
同じ曲ですが、春と夏で曲自体の聞こえ方も変わってくるので不思議ですよね。

②演技・歌・ダンスへのこだわり

今回追加された楽曲について印象を教えて下さい!お気に入りの楽曲は?
とにかく夏にぴったりなエネルギッシュな曲が増えました!!
個人的には『ロックソーラン節』『北海盆歌』は
5年前に「和楽器コンチェルト」という作品でも演奏、踊らせて頂いていた事もあり、思い入れのある楽曲です。
あの頃はとにかくガムシャラだったな…と、
初心に戻る気持ちと、成長した自分をお見せできるようお稽古に励みました。

「北海盆歌」は、元々ダンサー4人の締太鼓、桶胴太鼓2人で演奏していた曲だったので、今回締太鼓が6人、桶胴太鼓6人と、人数が増え、
さらに、小澤時史先生が曲もパワーアップして下さり、また違う曲のように聞こえますね!

「ロックソーラン節」は、元々ニシン漁師が網をあげるときに歌った曲とも言われています。
とにかく力強く、大きく。身体全体で大波をたてる!を意識しています。
ラストの『ハードッコイショー!』で心の中ではいつも「大漁だ!!!」って唱えてます笑

この2曲は毎回限界突破しているので、息ができなくなります笑
すごい苦しい!でもこの苦しさが私、好きなんですよね…!

③民謡や地域文化との関わり

日本各地の文化を舞台で表現するにあたり、どのようなことを意識されましたか?
丁度映画『国宝』の時期と重なり、世間でも歌舞伎や和物のブームがあります。
型をきちんとできるからこそ、型破りなのだ、という言葉を常に念頭に置いてます。

という訳で、型を知ることが大事なので、
楽曲の土地、沖縄、島根、徳島へ行ってきました!

『安来節』
今回の稽古期間で島根の安来節演芸館にお邪魔しました。安来節から始まり、島根の民謡と、銭太鼓、そして最後はどじょうすくいを体験しました!どじょうすくいは踊りではなくお芝居だ!と衝撃!!
銭太鼓は手さばきがとにかく凄くて、よりお客様に本物を感じて欲しく、演出振付の謝先生にご相談し、春公演で1回転だった部分を3回転させて頂きました!毎回緊張してるので、気合いで『ハッ!』と声出してます!!見守ってください!

『沖縄』
淡路島でも毎日海を見ていますが、沖縄の海はまた違った美しさがありますね…
今回演目にはないですが、生でエイサーを観れました!足も腕も大きく動きながら太鼓を叩くのですが、ピタッと息があっていて、思わずお話を聞いたら『音を合わせる練習、これが1番難しい』と仰っていました。複雑な動きから音を揃えるのは、並々ならぬ練習が必要だと感じました…!
沖縄の人は、本当にこの土地が好きなんだな…と思う人ばかりだからこそ、いい土地だったな、と更に思えた気がします。淡路島いい土地だったな…と思ってもらえるように、もっと淡路島愛を届けたいなと思います!

④共演者との関係

他のキャストやミュージシャンとの稽古中のエピソードがあれば教えてください
今年は阿波踊りに沢山触れましたね!
上田秀一郎先生、五十嵐さん、音月さん、小栗(制作)さんと共に8/2洲本で開催された、阿波踊りのお祭りに『にわか連』で参加しました!
子供からお年寄りまで、熱量が凄くって!!上手い下手じゃない!これぞ祭り!日本人が持っている魂をヒシヒシと感じました!
その後、徳島で阿波踊りの前夜祭も拝見しましたが、こちらはもう洗練されていて、とても美しかったです。美しくて鳥肌が立つ事があるんだとびっくり。
どちらも一緒に行ってくれた音月さんと、あの動きどうなってるんだろうね!やどう息を合わせてるんだろうか…と感想を話し合うのも楽しかったです!
こんなに語りましたが、私は阿波踊りのシーンは出てないのです…!涙
こっそり袖で掛け声参加してます!次は出たいなあ!!

⑤観客へのメッセージ

リピーターの方にも改めて楽しんでもらえるポイントを教えてください
今回はダブルキャストで
近藤真行さん、坂元健児さん
そして太鼓も上田秀一郎先生、五十嵐さんと
最低でも4回楽しめます!!
人が代わると1曲ずつ印象も凄く変化するので、
そこを受け取り、私含め、ワンキャストメンバーもどんな作品になるか、とてもワクワクしています!
是非、劇場でお待ちしております!!

舞い踊る郷の響きーふるさと Neo Japonism(ネオ・ジャポニズム)

日本各地の民謡を、踊りと歌に太鼓・篠笛・ヴァイオリンの生演奏でドラマティックに再構成。
『舞い踊る郷の響きーふるさとNeo Japonism(ネオ・ジャポニズム)ー』は、観るだけでなく“感じる”“心揺さぶられる”ドラマティックショーです。
この夏からはメインボーカルを実力派ミュージカル俳優の近藤真行、坂元健児によるWキャストにてお送りします。春公演より、キレキレ秋田音頭や津軽じょんがら節、ソーラン節なども登場!ついに、高田屋嘉兵衛の足跡は北海道へ!音と舞で巡るふるさとの旅、2025年7月26日より開幕します。

公演ページは《こちら

出演

・メインボーカル
近藤真行(Wキャスト・7月26日~8月24日)
坂元 健児(Wキャスト・8月29日~9月15日)
石坂光
池野千夏
・ダンサー
音月さつき
金森なつみ
山根千緒里
原萌々花
長岡美地留
中川ひかる
吉田梨乃
田野清香
榮なつき
・楽器
上田秀一郎(太鼓Wキャスト・7月26日~8月12日、8月29日~9月15日)
五十嵐広大(太鼓Wキャスト・8月13日~8月24日)
喜連麻衣(ヴァイオリン)
佐藤碧美(フルート)

スタッフ

脚本・演出・振付:謝珠栄
音楽:韓子揚、小澤時史
舞台美術:中辻一平
照明プラン:竹内哲郎(株式会社ハートス)
音響プラン:本村実
衣装:根木伸介(衣装屋オテンテン)
衣装協力:権世和歌子 ザワツカ アンナ
太鼓作調:上田秀一郎
舞台監督:小栗鉄矢
演出部:田原駿
照明オペ:中川仁美 尾田侑希奈 松原蒼馬
音響オペ:南萌子 湯逸捷
映像:竹山千賀
制作:森口舞 小栗稜 斎藤夏奈 源六朋樹

日程


 

チケットご予約・ご購入

【指定席】
一般 4,000円

【自由席】
一般 4,000円 / 小中高 2,000円

親子席 5,000円(一般1➕高校生以下1)


※指定席について
お好きなお席を選んでご購入いただけます。開場待ち列に並ぶ必要が無く便利です。
注:中央ブロックの最後列は指定席券でご購入の方のみご着席いただけます。
注:【指定席】券には割引適用はできません。

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【自由席】

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icanca会員の方、各種クーポンをお持ちの方は以下よりご予約ください。

RESERVA 電話でご予約

 

青海波レストラン ランチセットプラン

■和食・青の舎
公演(通常4,000円)+青の舎御膳(6,800円)
 ⇒セットプラン 9,500円
  ※食事代・公演チケット代を含む

ご予約はこちら

 

■洋食・海の舎
①公演(通常4,000円)+欧風浪漫コース(6,500円)
 ⇒セットプラン 9,500円
  ※食事代・公演チケット代を含む

ご予約はこちら

 

 

会場・アクセス

青海波 劇場 波乗亭(なみのりてい)

〒656-1723 兵庫県淡路市野島大川70
TEL:0799-70-9020

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[お車]神戸淡路鳴門自動車道 淡路ICより約10分、北淡ICより約15分
【ご注意】駐車場が込み合う可能性がございます。お時間には十分余裕を持ってお越しくださいませ。臨時駐車場については<こちら

[高速バス]神姫バス・北淡路西海岸ライン「野島大川(青海波前)」にて下車、徒歩3分
      (各線三ノ宮駅より約55分、JR舞子駅より約25分)
[高速船]各線明石駅から淡路ジェノバライン乗船、岩屋港のりばよりシャトルバスで約20分

青海波-SEIKAIHA- 全景
劇場波乗亭 外観
劇場波乗亭 客席

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