目次
袖ではソーラン節の掛け声を全力で、舞台では故郷・沖縄に思いを馳せて安里屋ユンタを響かせる。歌うだけでなく締め太鼓にも挑み、体力の限界まで叩き切る。 インタビューで、爽快ナンバーの裏側と安里屋ユンタに込めたルーツの物語を聞きました。
①公演全体について
春公演との違いや、パワーアップしたポイントはどこだと思いますか?
見ていて爽快感抜群のパワー溢れるナンバーが多いです!自分が出ている曲は疲れを忘れるほど楽しく全力で表現させていただいています!
出ていないソーラン節はいつも袖からみんなの姿を見て一緒に掛け声を叫んでいます!
どれも魅力ある曲ばかりですが、ゆったり時間が流れる沖縄の「安里屋ユンタ」はお気に入りの曲です。
私は関西育ちですが、生まれが沖縄なので自分の故郷にまつわる曲を今回歌わせていただけてとても感慨深いです。
沖縄の景色を思い浮かべ、透き通る海のような声の方が多い沖縄の歌手の方をイメージしながら歌わせていただいています。

②演技・歌・ダンスへのこだわり
ダンス・殺陣・和太鼓など、身体的な表現で特に苦労した点や楽しかった点は?
※新曲に限らずでも大丈夫です。春ナンバーの場合はそこからの感じ方の変化なども伺いたいです
春公演では締め太鼓に挑戦させていただきました。佐渡おけさという、ゆったりとしたナンバーで、それゆえの難しさはありましたが、春公演の波風吹でダンサーのみんなが何曲も踊った後、さらに全身を使って太鼓を叩く姿に心を打たれました。
元々夏公演から新曲として加わった北海盆歌にボーカルは入っていませんでしたが、演出の謝珠栄先生に私と池野千夏さんで「私たちも叩きたい!」という思いを伝えキャスティングしていただきました。
締め太鼓は座って叩いていますが、曲が終わる頃にはへとへとになるほど体力を使います。
毎日上田秀一郎先生から熱いご指導を受けながら、初日があけてからもパフォーマンス面でも挑戦させていただき、今では1番好きな曲です!


③民謡や地域文化との関わり
日本各地の文化を舞台で表現するにあたり、どのようなことを意識されましたか?
自分が担当している曲は、その土地の方が実際に観にこられた時、喜んでいただけるような意識をしています。
例えばキレキレ秋田音頭は、最初歌詞を見た時、方言で歌詞の意味がほとんど理解できませんでした。
また音程がなくセリフで唄う経験も初めてで、慣れない言葉の並びに口も回らず苦戦しました。
ですが単語の1つ1つを調べ知っていく度に秋田の名産や土地の良さを感じ、体や表情で表現し、歌う時はその物や情景を思い浮かべています。

④共演者との関係
他のキャストやミュージシャンとの稽古中のエピソードがあれば教えてください
上田秀一郎先生とは出会って8年目になりますが、この作品でこんなにも仲良くさせていただけるとは思っていませんでした!笑
ボーカルの池野千夏さん、ヴァイオリンの喜連麻衣さん、フルートの佐藤碧美さんと私4人の楽屋の会話に上田先生がふと入ったことをきっかけに、仲良くさせていただき、みんなでお食事へ連れて行っていただくこともありました。
私は太鼓集団「鼓淡」のファンなのですが、上田先生はその指導をされており、以前から鼓淡の皆さんや、上田先生のパフォーマンスを見ると涙が自然に溢れ心にくるものがあります。歌の様に歌詞がなくても心を動かされ、これがエンタメなんだといつも感じます。
舞台上のかっこよすぎる姿からは想像できない、関西弁が強すぎておもしろい上田先生これからもよろしくお願いします!

⑤観客へのメッセージ
客席との距離が近い波乗亭ならではの楽しみ方があれば教えてください
客席と舞台が近いので、みなさんが公演を観やすいように、私たち出演者もお客様のお顔がよく見えます!
なので舞い踊る郷の響きのオリジナルTシャツを着用してご観劇されている方や、うちわをご購入いただき、公演の最後に全員で一緒に踊る時、客席が多くのうちわで溢れている光景は本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
笑顔や真剣な眼差し、拍手や手拍子、お客様からの様々なアクションは私たちのエネルギーになります!
私たちもお客様に負けないよう毎公演挑みます!!

舞い踊る郷の響きーふるさとNeo Japonism(ネオ・ジャポニズム)ー
日本各地の民謡を、踊りと歌に太鼓・篠笛・ヴァイオリンの生演奏でドラマティックに再構成。
『舞い踊る郷の響きーふるさとNeo Japonism(ネオ・ジャポニズム)ー』は、観るだけでなく“感じる”“心揺さぶられる”ドラマティックショーです。
この夏からはメインボーカルを実力派ミュージカル俳優の近藤真行、坂元健児によるWキャストにてお送りします。春公演より、キレキレ秋田音頭や津軽じょんがら節、ソーラン節なども登場!ついに、高田屋嘉兵衛の足跡は北海道へ!音と舞で巡るふるさとの旅、2025年7月26日より開幕します。
公演ページは《こちら》
出演


・メインボーカル
近藤真行(Wキャスト・7月26日~8月24日)
坂元 健児(Wキャスト・8月29日~9月15日)
石坂光
池野千夏
・ダンサー
音月さつき
金森なつみ
山根千緒里
原萌々花
長岡美地留
中川ひかる
吉田梨乃
田野清香
榮なつき
・楽器
上田秀一郎(太鼓Wキャスト・7月26日~8月12日、8月29日~9月15日)
五十嵐広大(太鼓Wキャスト・8月13日~8月24日)
喜連麻衣(ヴァイオリン)
佐藤碧美(フルート)
スタッフ
脚本・演出・振付:謝珠栄
音楽:韓子揚、小澤時史
舞台美術:中辻一平
照明プラン:竹内哲郎(株式会社ハートス)
音響プラン:本村実
衣装:根木伸介(衣装屋オテンテン)
衣装協力:権世和歌子 ザワツカ アンナ
太鼓作調:上田秀一郎
舞台監督:小栗鉄矢
演出部:田原駿
照明オペ:中川仁美 尾田侑希奈 松原蒼馬
音響オペ:南萌子 湯逸捷
映像:竹山千賀
制作:森口舞 小栗稜 斎藤夏奈 源六朋樹
日程

チケットご予約・ご購入
【指定席】※
一般 4,000円
【自由席】
一般 4,000円 / 小中高 2,000円
親子席 5,000円(一般1➕高校生以下1)
※指定席について
お好きなお席を選んでご購入いただけます。開場待ち列に並ぶ必要が無く便利です。
注:中央ブロックの最後列は指定席券でご購入の方のみご着席いただけます。
注:【指定席】券には割引適用はできません。
【自由席】
icanca会員の方、各種クーポンをお持ちの方は以下よりご予約ください。
青海波レストラン ランチセットプラン
■和食・青の舎
公演(通常4,000円)+青の舎御膳(6,800円)
⇒セットプラン 9,500円
※食事代・公演チケット代を含む

■洋食・海の舎
①公演(通常4,000円)+欧風浪漫コース(6,500円)
⇒セットプラン 9,500円
※食事代・公演チケット代を含む

会場・アクセス
青海波 劇場 波乗亭(なみのりてい)
〒656-1723 兵庫県淡路市野島大川70
TEL:0799-70-9020


[お車]神戸淡路鳴門自動車道 淡路ICより約10分、北淡ICより約15分
【ご注意】駐車場が込み合う可能性がございます。お時間には十分余裕を持ってお越しくださいませ。臨時駐車場については<こちら>
[高速バス]神姫バス・北淡路西海岸ライン「野島大川(青海波前)」にて下車、徒歩3分
(各線三ノ宮駅より約55分、JR舞子駅より約25分)
[高速船]各線明石駅から淡路ジェノバライン乗船、岩屋港のりばよりシャトルバスで約20分



