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波乗亭
2025.05.03

『舞い踊る郷の響き』最終章――春公演 旅の終わりを彩る3曲をご紹介

舞台のラストを飾るのは、どこか懐かしく、そしてどこまでも美しい三つの楽曲――。
春の風に揺れる菜の花と、月の光に包まれる海。
にぎやかに踊る佐渡の夏。そして、舞台いっぱいに咲き誇る桜の花。
静けさと華やかさ、懐かしさと新しさ――
そのすべてを包み込むような、春の旅最後の3曲をご紹介します。

朧月夜 ― 静かな情景に宿る、春の生命力

どこか懐かしく、そして静かに胸に沁みるこの曲。
「朧月夜」は日本の抒情歌として広く親しまれてきましたが、本舞台ではK-pop風にアレンジされ、まったく新しい魅力を放ちます。
冒頭はしっとりと始まる二人の歌声。
そして次の瞬間、ダンサー7名の登場とともに軽やかに舞い、春のエネルギーを全身で表現します。
懐かしさの中に現代の躍動を感じる――
まさに『舞い踊る郷の響き』らしい、伝統と革新が融合し、“今を生きる力”が感じられるステージです。

佐渡おけさ ― 笠に月影、唄に風情を乗せて

日本海を進む船の中、夜の海に月が浮かび上がる――
そんな幻想的な情景の中からはじまるのが、新潟・佐渡島に伝わる民謡「佐渡おけさ」です。
篠笛の演奏を背景におけさ笠をかぶったダンサーたちが登場。
そして、「ヨッ!」という掛け声とともに、締め太鼓を叩きながら唄い出す三人の歌い手。
その周囲をダンサーたちが優雅に回り舞い踊る様は、まるで月と波が戯れているかのよう。
どこかとぼけたリズムの中に、佐渡の風土と人のあたたかさがにじむこのステージは、旅の中盤にぴったりの“ほっとする瞬間”をもたらしてくれます。

さくらさくら ― 舞台を満開に染める、春の訪れ

旅のラストを飾るのは、日本を象徴する一曲「さくらさくら」。
淡い光に照らされながら、出演者全員が舞台に揃い、
一節一節に心を込めて、春の訪れとその儚さを歌い上げます。
「いざや いざや 見にゆかん」
――その言葉に込められた想いは、ただ桜を見るというだけでなく、
この国に生きる人々の心を見つめることでもあります。
太鼓の音とともに桜の花びらが舞い、舞台がひとつの“春”に包まれるクライマックス。
その光景は、きっと観る者の胸に静かな余韻を残すことでしょう。

心に刻まれる“音楽と舞の旅”を、劇場で。

朧月夜、佐渡おけさ、さくらさくら――。
旅の終わりに出会うこれらの楽曲は、懐かしさとあたたかさ、そしてどこか新しい発見を与えてくれます。
九州から出雲、そして北の海へ――。
『舞い踊る郷の響き』は、音楽と舞で綴る“日本をめぐる心の旅”として、各地の風景や人々の想いを丁寧に紡いできました。
それは決して過去を懐かしむだけの物語ではなく、今を生きる私たちが受け取るべき、風土の記憶と響きでもあります。

その全ては、劇場という空間の中でこそ、肌で感じられる体験として立ち上がります。
春公演は、本日を含めて残り3日間。
ぜひ足をお運びいただき、この“旅の記憶”を、あなたご自身の五感で受け取ってください。
出演者・スタッフ一同、心よりお待ちしております!

舞い踊る郷の響き~ふるさとNeo Japonism(ネオ・ジャポニズム)~

淡路島出身の廻船商人“高田屋嘉兵衛”の旅路を、音楽と舞で辿ります。大分県の「荒城の月」、熊本県の「田原坂」、島根県の「安来節」など日本各地の民謡を、ラテン、ジャズなど現代風にアレンジ。まるで万博のように、日本の伝統の音楽が一堂に集結!日本の魅力を再発見するレビューショーをお楽しみください。

【出演】

坂元健児
石坂光/ 池野千夏 / 音月さつき
金森なつみ/山根千緒里 /原萌々花
長岡美地留/ 中川ひかる/吉田梨乃
田野清香/榮なつき

【演奏】

上田秀一郎・五十嵐広大(太鼓)
喜連麻衣(ヴァイオリン)
佐藤碧美(フルート)

【スタッフ】

脚本・演出・振付 謝珠栄
音楽:韓子揚、小澤時史
舞台美術:中辻一平
照明プラン:竹内哲郎(株式会社ハートス)
音響プラン:本村実
衣装:根木伸介(衣装屋オテンテン)
太鼓作調:上田秀一郎

【日程】

各回14時00分 開演(13時30分 開場)
※約60分予定

チケットご予約・ご購入

一般    4,000円
小中高   2,000円


icanca会員の方、各種クーポンをお持ちの方は以下よりご予約ください。

 

青海波 お得なランチセット

■和食・青の舎

公演(通常4,000円)+青の舎御膳(6,500円)
 ⇒セットプラン 9,500円
  ※食事代・公演チケット代を含む

 ご予約は<こちら
 青の舎の予約サイトTable Checkにジャンプします

■洋食・海の舎

①公演(通常4,000円)+欧風浪漫コース(6,500円)
 ⇒セットプラン 9,500円
  ※食事代・公演チケット代を含む

 ご予約は<こちら
 海の舎の予約サイトTable Checkにジャンプします

■古酒の舎

1日10食限定コラボメニュー!期間中しか味わえないプレミアム体験 古酒の舎さわちランチ
「舞い踊る郷の響き」公演期間中のみ提供されるこの特別ランチは、1日10食限定の貴重なメニュー。各地の民謡を楽しむショーとともに、ここでしか味わえない特別な掛け合わせ料理を、楽しむことができます。
食と舞台が一体となるこの企画は、日本の伝統文化をより深く体感できる試みでもあります。郷土料理の歴史や背景を知ることで、ただの食事ではなく、その地域の文化や物語を味わうきっかけになれば幸いです。

舞い踊る郷の響き〜ふるさとNeo Japonism(ネオ・ジャポニズム)〜
コラボメニュー 古酒の舎さわちランチ

・真鯛のりゅうきゅう (淡路島×大分郷土料理)
・明石たこのぶたあえ (兵庫×熊本郷土料理)
・さぬきのめざめの焼き浸し (香川)
・かつおの塩たたき (高知)
・赤てん (島根)
・塩丸いかと伏見甘長とうがらしの和え物(長野×京都)
・笹団子 (新潟)
・べったら漬け (東京)
ご飯・スープ付き

提供期間:2025年3月22日~2025年5月6日
価格:2,000円(税込)
提供場所:古酒の舎(青海波施設内)
ご予約は<こちら

 

会場・アクセス

青海波 劇場 波乗亭(なみのりてい)

〒656-1723 兵庫県淡路市野島大川70
TEL:0799-70-9020

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[お車]神戸淡路鳴門自動車道 淡路ICより約10分、北淡ICより約15分
【ご注意】駐車場が込み合う可能性がございます。お時間には十分余裕を持ってお越しくださいませ。臨時駐車場については<こちら

[高速バス]神姫バス・北淡路西海岸ライン「野島大川(青海波前)」にて下車、徒歩3分
      (各線三ノ宮駅より約55分、JR舞子駅より約25分)
[高速船]各線明石駅から淡路ジェノバライン乗船、岩屋港のりばよりシャトルバスで約20分

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