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波乗亭
2025.04.26

「もう一度観たい!」と思わせたい——涙と笑顔が交差する、舞台『舞い踊る郷の響き』にかける覚悟 ダンサー、山根千緒里

舞台に立つということ。それは、表に見える華やかさとは裏腹に、汗と涙の積み重ねでできている——。
今回は、『舞い踊る郷の響き ―ふるさと Neo Japonism(ネオ・ジャポニズム)―』に出演するダンサーの山根千緒里さんに、作品への想いや稽古での苦労、舞台で大切にしていることをたっぷり語っていただきました。
聞き馴染みのあるメロディに新たな息吹を吹き込むアレンジ、心を揺さぶる田原坂の名場面、日本舞踊や太鼓に向き合う中での葛藤と成長。
観るだけじゃもったいない——このインタビューを読めば、きっとあなたも舞台の“もう一つの物語”を知りたくなるはずです。

  1. 脚本や音楽を最初に読んだ・聴いたときの印象は?

初めて聴いた時は「聴いたことあるのに聴いたことないぞ!!?」という感覚になりました!幼い頃から聴いたことのある曲だからこその固定概念があると言うか、、謝珠栄先生をはじめ音楽を作ってくださった作曲家の韓子揚さんの発想力には本当にすごくて素敵で、舞い踊るのが本当に幸せです!
ご観劇いただいた後には口ずさんでしまうような頭に残る編曲をお楽しみください♪

  1. 難しかったシーンや台詞は?どのように乗り越えましたか?

よさこい高知というナンバーに出演させていただいており、「乱れ狂う女なのよ」と先生から何度もお言葉をいただき、、、そしてなにより日本舞踊という初めてのジャンルにすごく苦戦しました。公演が始まった現在も休演日にも日舞稽古をし深めて深めて。
千穐楽まで研究の日々!頑張ります!

  1. 歌・ダンス・芝居で特に苦労したことは?

本当に全部ですがやっぱり太鼓ですかね、、
3月中旬からお稽古が始まり本番まで1ヶ月しかなく太鼓の譜面すら読めない状態でした。
ひたすらひたすら練習を重ねていく日々に左手は腱鞘炎になり肩は痛めて上がらなくなり、、
頭の中のイメージ像と自分がかけ離れすぎていることに悩みもがきとにかく稽古稽古でした。
でも演奏後には有難いことに本当に大きな拍手をいただき、いつも笑顔で演奏し終えてますが、本当はいつも涙が出るくらい嬉しいです。

  1. 観客が一番注目してほしいシーンはどこですか?
    舞台上で大切にしていることは?公演中のルーティンやゲン担ぎはありますか?

注目していただきたいシーンは田原坂です。
もか(原萌々花)が斬られ、私はそれを目の当たりにし、仲間が斬られた。悔しい。苛立ち。全ての感情を出して相手を斬っていくシーン。
そしてもかを担いで歩いているとなっちゃん(榮なつき)がそれをみて同じようにがむしゃらに戦い斬られてしまう。そして最後には私も。本当に3分弱のナンバーに色んなストーリー、感情が込められています。
1番心が苦しいけれどすごく大切にしている作品です。

舞台上で大切にしていることはいい意味で「素」であること。程よい緊張感を持ち本番だからと着飾らないこと!!
稽古の積み重ねが本番!!!!です!

公演中のルーティーンは、足袋は絶対に右から履く事!!笑
これはバレエをしていた時からで、いつも右からポワント(バレエダンサーが用いる靴)を履いていたのですがある日左から履いたことがあって違和感!で結構な大転倒をして怪我をするという事件がありまして。。その日から必ず本番に限らず板の上での靴は右からです。これ絶対です。

  1. どんな気持ちで劇場を後にしてほしいですか?これから観る方に一言お願いします!

うわー!目が足りないー!もう一度観たいな!1時間あっという間すぎるー!!と劇場を後にしてくださると嬉しいです。
そして観にきてくださる方のなにか少し頑張る理由になれたらと思います。

<番外編> 淡路島について

淡路島の魅力、お気に入りの場所を教えて下さい。

お気に入りのレストランは「青海波 海の舎」!!!おすすめは「ズコットケーキ」!ズコットケーキの中でも私はイチゴとマスカットがほんっとうにおすすめです!甘いものが得意ではない私でもぺろっとたいらげてしまう悪魔のケーキ!最高!!
そしてそして「海の舎 ミュージカル&オペラナイト」にも出演させていただいています!そちらも是非チェックしてみてください!

海の舎 オペラナイトの情報は〈こちら

山根千緒里
大阪府吹田市出身。
梅花女子大学「劇団この花」4期生。
2022年には梅花女子大学エレガンスレディーミュージカル『COCO〜シャネル翼を広げた日』にて主役ココ・シャネルを務める。
主な出演作として『淡路の月に誓う』松王丸役、『Mr.AmericanMelody』リンダ役、『福来たる〜淡路えびす座狂詩曲〜』森小夜役などがあり、数々の謝珠栄先生演出作品にてヒロインを務める。
現在は劇場波乗亭公演や海の舎ミュージカル&オペラナイトを中心に活動しており、針山愛美先生演出バレエ公演『コッペリア』にも出演。

舞い踊る郷の響き~ふるさとNeo Japonism(ネオ・ジャポニズム)~

淡路島出身の廻船商人“高田屋嘉兵衛”の旅路を、音楽と舞で辿ります。大分県の「荒城の月」、熊本県の「田原坂」、島根県の「安来節」など日本各地の民謡を、ラテン、ジャズなど現代風にアレンジ。まるで万博のように、日本の伝統の音楽が一堂に集結!日本の魅力を再発見するレビューショーをお楽しみください。

【出演】

坂元健児
石坂光/ 池野千夏 / 音月さつき
金森なつみ/山根千緒里 /原萌々花
長岡美地留/ 中川ひかる/吉田梨乃
田野清香/榮なつき

【演奏】

上田秀一郎・五十嵐広大(太鼓)
喜連麻衣(ヴァイオリン)
佐藤碧美(フルート)

【スタッフ】

脚本・演出・振付 謝珠栄
音楽:韓子揚、小澤時史
舞台美術:中辻一平
照明プラン:竹内哲郎(株式会社ハートス)
音響プラン:本村実
衣装:根木伸介(衣装屋オテンテン)
太鼓作調:上田秀一郎

【日程】

各回14時00分 開演(13時30分 開場)
※約60分予定

チケットご予約・ご購入

Adults: 4,000 yen
Elementary, middle and high school students: 2,000 yen


icanca会員の方、各種クーポンをお持ちの方は以下よりご予約ください。

 

青海波 お得なランチセット

■和食・青の舎

公演(通常4,000円)+青の舎御膳(6,500円)
 ⇒セットプラン 9,500円
  ※食事代・公演チケット代を含む

 ご予約は<こちら
 青の舎の予約サイトTable Checkにジャンプします

■古酒の舎

1日10食限定コラボメニュー!期間中しか味わえないプレミアム体験 古酒の舎さわちランチ
「舞い踊る郷の響き」公演期間中のみ提供されるこの特別ランチは、1日10食限定の貴重なメニュー。各地の民謡を楽しむショーとともに、ここでしか味わえない特別な掛け合わせ料理を、楽しむことができます。
食と舞台が一体となるこの企画は、日本の伝統文化をより深く体感できる試みでもあります。郷土料理の歴史や背景を知ることで、ただの食事ではなく、その地域の文化や物語を味わうきっかけになれば幸いです。

舞い踊る郷の響き〜ふるさとNeo Japonism(ネオ・ジャポニズム)〜
コラボメニュー 古酒の舎さわちランチ

・真鯛のりゅうきゅう (淡路島×大分郷土料理)
・明石たこのぶたあえ (兵庫×熊本郷土料理)
・さぬきのめざめの焼き浸し (香川)
・かつおの塩たたき (高知)
・赤てん (島根)
・塩丸いかと伏見甘長とうがらしの和え物(長野×京都)
・笹団子 (新潟)
・べったら漬け (東京)
ご飯・スープ付き

提供期間:2025年3月22日~2025年5月6日
価格:2,000円(税込)
提供場所:古酒の舎(青海波施設内)
ご予約は<こちら

 

会場・アクセス

青海波 劇場 波乗亭(なみのりてい)

〒656-1723 兵庫県淡路市野島大川70
TEL:0799-70-9020

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[お車]神戸淡路鳴門自動車道 淡路ICより約10分、北淡ICより約15分
【ご注意】駐車場が込み合う可能性がございます。お時間には十分余裕を持ってお越しくださいませ。臨時駐車場については<こちら

[高速バス]神姫バス・北淡路西海岸ライン「野島大川(青海波前)」にて下車、徒歩3分
      (各線三ノ宮駅より約55分、JR舞子駅より約25分)
[高速船]各線明石駅から淡路ジェノバライン乗船、岩屋港のりばよりシャトルバスで約20分

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