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波乗亭
2025.04.13

音でめぐる日本の旅――『舞い踊る郷の響き』より、よさこい高知・荒城の月・ひえつき節をご紹介

『舞い踊る郷の響き』の舞台には、日本各地の風土や時代が音楽とともに息づいています。
今回はその中から、「高知」「大分」「宮崎」――三つの土地にゆかりのある楽曲を通して、日本列島をめぐる“音の旅”へと皆さまをご案内します。

躍動感あふれる祭りの響き、月光のもとに静かに佇む古城の情景、そして素朴であたたかな山里の調べ。
どの一曲も、その土地に暮らす人々の心や歴史が滲む、舞台の大きな見どころとなっています。

① よさこい高知 ― 古くから伝わる恋物語

高知の代表的な祭り「よさこい」は、夜よ来い、という意味があるそうです。
古くから伝わる坊さんと若い娘の物語を元に振り付けられた、色っぽいアレンジとなっています。

ピアノの音色が印象的な本アレンジでは、坂元健児氏と山根千緒里氏が手紙を使い、舞い踊ります。

② 荒城の月 ― 歴史の影と、美の静けさに包まれて

次に舞台は一転し、幻想的な静けさに包まれます。
「荒城の月」は、明治時代に生まれた名曲であり、失われゆく城と月の光に、人々の記憶と郷愁が重なります。

大分県、竹田市の岡城跡から着想を得たとも言われるこの旋律は、どこか懐かしく、哀しみと美しさが同居するような不思議な余韻を残します。

今回の演出では、色とりどりの扇子を使い分け、見た目も豪華な仕上がりとなっています。

ボレロのリズムに乗って演奏されるこの楽曲はまさに、Neo Japonism(ネオ・ジャポニズム)にピッタリです。

③ ひえつき節 ― 山里に響く、優しさとぬくもり

続く曲は、宮崎県・椎葉地方に伝わる「ひえつき節」。
山あいに広がる素朴な暮らしと、そこで紡がれる歌声は、まるで遠く離れた故郷にふと立ち寄ったような、安心感とぬくもりを与えてくれます。

椎葉村に伝わる平家の落人伝説で那須大八郎と鶴富姫(つるとみひめ)とのロマンスを描いた歌詞となります。

メインボーカルである坂元健児氏の故郷、宮﨑県に伝わる曲でもあり、各地の故郷を巡る本公演にふさわしい選曲となっています。

日本各地に伝わる音と想いが、ひとつの舞台で出会う『舞い踊る郷の響き』。
この3曲はほんの一部にすぎませんが、それぞれが“旅するように舞台をめぐる感覚”を存分に感じさせてくれる名場面です。
どうぞ劇場で、時代を超えて紡がれる“郷の響き”に耳を傾けてみてください。

舞い踊る郷の響き~ふるさとNeo Japonism(ネオ・ジャポニズム)~

淡路島出身の廻船商人“高田屋嘉兵衛”の旅路を、音楽と舞で辿ります。大分県の「荒城の月」、熊本県の「田原坂」、島根県の「安来節」など日本各地の民謡を、ラテン、ジャズなど現代風にアレンジ。まるで万博のように、日本の伝統の音楽が一堂に集結!日本の魅力を再発見するレビューショーをお楽しみください。

【出演】

坂元健児
石坂光/ 池野千夏 / 音月さつき
金森なつみ/山根千緒里 /原萌々花
長岡美地留/ 中川ひかる/吉田梨乃
田野清香/榮なつき

【演奏】

上田秀一郎・五十嵐広大(太鼓)
喜連麻衣(ヴァイオリン)
佐藤碧美(フルート)

【スタッフ】

脚本・演出・振付 謝珠栄
音楽:韓子揚、小澤時史
舞台美術:中辻一平
照明プラン:竹内哲郎(株式会社ハートス)
音響プラン:本村実
衣装:根木伸介(衣装屋オテンテン)
太鼓作調:上田秀一郎

【日程】

各回14時00分 開演(13時30分 開場)
※約60分予定

チケットご予約・ご購入

一般    4,000円
小中高   2,000円


icanca会員の方、各種クーポンをお持ちの方は以下よりご予約ください。

 

青海波 お得なランチセット

■和食・青の舎

公演(通常4,000円)+青の舎御膳(6,500円)
 ⇒セットプラン 9,500円
  ※食事代・公演チケット代を含む

 ご予約は<こちら
 青の舎の予約サイトTable Checkにジャンプします

■古酒の舎

1日10食限定コラボメニュー!期間中しか味わえないプレミアム体験 古酒の舎さわちランチ
「舞い踊る郷の響き」公演期間中のみ提供されるこの特別ランチは、1日10食限定の貴重なメニュー。各地の民謡を楽しむショーとともに、ここでしか味わえない特別な掛け合わせ料理を、楽しむことができます。
食と舞台が一体となるこの企画は、日本の伝統文化をより深く体感できる試みでもあります。郷土料理の歴史や背景を知ることで、ただの食事ではなく、その地域の文化や物語を味わうきっかけになれば幸いです。

舞い踊る郷の響き〜ふるさとNeo Japonism(ネオ・ジャポニズム)〜
コラボメニュー 古酒の舎さわちランチ

・真鯛のりゅうきゅう (淡路島×大分郷土料理)
・明石たこのぶたあえ (兵庫×熊本郷土料理)
・さぬきのめざめの焼き浸し (香川)
・かつおの塩たたき (高知)
・赤てん (島根)
・塩丸いかと伏見甘長とうがらしの和え物(長野×京都)
・笹団子 (新潟)
・べったら漬け (東京)
ご飯・スープ付き

提供期間:2025年3月22日~2025年5月6日
価格:2,000円(税込)
提供場所:古酒の舎(青海波施設内)
ご予約は<こちら

 

会場・アクセス

青海波 劇場 波乗亭(なみのりてい)

〒656-1723 兵庫県淡路市野島大川70
TEL:0799-70-9020

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[お車]神戸淡路鳴門自動車道 淡路ICより約10分、北淡ICより約15分
【ご注意】駐車場が込み合う可能性がございます。お時間には十分余裕を持ってお越しくださいませ。臨時駐車場については<こちら

[高速バス]神姫バス・北淡路西海岸ライン「野島大川(青海波前)」にて下車、徒歩3分
      (各線三ノ宮駅より約55分、JR舞子駅より約25分)
[高速船]各線明石駅から淡路ジェノバライン乗船、岩屋港のりばよりシャトルバスで約20分

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